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対象スレッド 件名: Re: 風の執事と桜の会長
名前: ハヤヒナ
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Re: 風の執事と桜の会長
日時: 2013/01/14 10:30
名前: ハヤヒナ

08話 「想う心境」

始業式から一週間が経った。ハヤテは生徒会に入り、ヒナギクと仕事をしていた。
ヒナギク 「ハヤテ君が本当に生徒会に入ってくれて助かるわ。」
ハヤテ  「そうですか。」
ヒナギク 「そうよ。」
ハヤテ  「でも、僕が入る前と変わっていないように見えるんですが。」
ヒナギク 「そうよね。ハル子と愛歌さんは理由があるから分かるけど。」
ハヤテ  「瀬川さん達は、この僕に押し付けてサボっていましたよね。」
ヒナギク 「そうよね。美希達のサボり癖も困ったものよね。」
ハヤテ  「そうですね。」
ヒナギク 「でもハヤテ君が入ってお陰で助かるわ。1週間かかる所をたったの1日でで終わったんだから。」
と、他愛のない話をしていた。



ヒナギク 「そう言えばハヤテ君、借金はどうなったの?」
ハヤテ  「それは大丈夫ですよ。白皇の行事やバイト、買った宝くじが当たり、それで9割ほど返し終わったんです。」
ヒナギク 「じゃあ後1割なの。ハヤテ君の借金は。」
ハヤテ  「ええ。これもヒナギクさんのお陰ですよ。」
ヒナギク 「私の?」
ハヤテ  「ええ。二月にあったマラソン大会の自由形に一緒に出たお陰ですよ。」
ヒナギク 「そ、そうだったわね。」
ハヤテ  「ええ。ヒナギクさんと一緒に出たから優勝できたんですよ。」
ヒナギク 「そうだったわね。」
ハヤテ  「ですから後1割で借金は返し終わるんですよ。」
ヒナギク 「じゃあ後1割、頑張って返さないとね。私も協力してあげるから。」
ハヤテ  「有難う御座いますヒナギクさん。」
ヒナギク 「じゃあそろそろ帰ろうか。」
ハヤテ  「そうですね。」
生徒会の仕事を切り上げ、ハヤテとヒナギクは帰っていた。



その帰り道。
ヒナギク 「ねぇハヤテ君、シラヌイはいるのよね。」
ハヤテ  「ええ。ヒナギクさんが拾った子猫ですね。」
ヒンギク 「そうよ。シラヌイだけは置いていたのよね。」
ハヤテ  「ええ。」
ヒナギク 「今度、シラヌイを見に行っても良いかしら。」
ハヤテ  「良いですよ。」
ヒナギク 「いつが良いかしら。」
ハヤテ  「今度の日曜日はどうですか。土曜日は僕もヒナギクさんもバイトですから。」
ヒナギク 「そうね。日曜日にしましょ。」



そして、
ハヤテ  「じゃあヒナギクさん、また明日学校で。」
ヒナギク 「また明日学校でねハヤテ君。」
ハヤテとヒナギクは帰っていた。



ハヤテ  (ヒナギクさんと2人きりだったから緊張したな。)



ヒナギク (ハヤテ君と2人きりだったから緊張したわ。)



と、ハヤテとヒナギク、それぞれ思っていた。