Re: 風の執事と桜の会長 |
- 日時: 2013/03/07 10:56
- 名前: ハヤヒナ
- 65話 「野球観戦(後編)」
そして、試合は最終回表終了時点で6−3となっていた。後は裏を残すのみとなっていた。 ハヤテ 「4点以上取らなかったら、このチームは負けですね。」 ヒナギク 「そうね。勝つかしら。」 ハヤテ 「分かりませんね。」
試合は9回裏、2アウト、ランナー無しまで来た所で奇跡が起こった。 三者連続でヒットがでて、6−5となった。さらにヒットが続いて、満塁のチャンスとなった。 ハヤテ 「凄い展開になりましたねヒナギクさん。」 ヒナギク 「ホームランを打てば、逆転勝ちになるのね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「どうなるのかしら。」 とハヤテとヒナギクは、ハラハラドキドキしながら見ていた。
そして、2ストライクまで追い込まれた完全に後がなくなったときに、本当の奇跡が起こった。 打ったボールは一筋の光のように伸びていき、ハヤテとヒナギクが飲んでいた紙コップに吸い込まれ、 チャッポォォオンと音を立てた。逆転サヨウナラ満塁ホームランとなったのであった。 結果は6−7で試合は終わったのだった。 ハヤテとヒナギクは、飲んでいた紙コップが倒れ、コーラがハヤテとヒナギクに掛かってしまッたのだった。 それを見ていた美希達は。 美希 「逆転サヨウナラ満塁ホームランが、」 理沙 「ヒナとハヤ太君の方に跳んでくるとは。」 泉 「凄いね〜♪」 千桜 「驚きましたわ。」 愛歌 「そうですね。」 歩 「凄いですね。」 ワタル 「なあ俺たちは戻った方が良いんじゃないのか。」 咲夜 「そうやな。見つかったら元も子もないやな。」 伊澄 「そうね。」 サキ 「では旅館に戻りましょう。」 一樹 「そうですね。」 美希達は、一足先に旅館に戻っていた。
逆転サヨウナラ満塁ホームランを取ったハヤテとヒナギクは、その姿がモニターにしっかり映し出されていた。 ハヤテ 「そろそろ旅館に戻りましょうか…………。」 ヒナギク 「そうね。戻ろうか………ハヤテ君。」 ハヤテとヒナギクは濡れてしまった服を早く乾かす為に、旅館へと足を進めていた。 勿論、逆転サヨウナラ満塁ホームランのボールを持って。
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