Re: 風の執事と桜の会長 |
- 日時: 2013/03/05 09:42
- 名前: ハヤヒナ
- 60話 「借金返済完了」
旅行二日前。 ハヤテ 「ヒナギクさん、ちょっと出掛けてきますね。」 ヒナギク 「何処へ行くの?」 ハヤテ 「銀行へ行ってから、ワタル君の所に行くんです。」 ヒナギク 「橘君の所に!?」 ハヤテ 「ええ。ワタル君の所にビデオを借りたまま、返却していなかったんですよ。」 ヒナギク 「それで行くのね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「私も一緒に行ってあげるわ。」 ハヤテ 「有難う御座いますヒナギクさん。」
そして、銀行でお金を引き下ろして、レンタルビデオ橘に辿りついた。 ワタル 「ハヤテに生徒会長じゃねーか。もう平気なのか。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「平気よ。」 サキ 「何しにきたんですか?」 ハヤテ 「父さんが此処で借りていたビデオの延滞金を返しに来たんですよ。」 ワタル 「ああ、あれか。あんなことがあったんだし、返さなくてもいいんだが。」 ハヤテ 「いいえ、ちゃんと返します。借金を返して、身も心もスッキリしたいですから。」 ワタル 「そうか。なら園量なく受け取るぜ。」 ハヤテはワタルに200万を返済した。 ワタル 「サンキューな。」 ハヤテ 「いいえ。では僕達はこれで帰りますね。また明後日に。」 ヒナギク 「橘君にサキさん、また明後日にね。」 ワタル 「ああ。」 サキ 「楽しみにしていますわ。」
レンタルビデオ橘を後にしたハヤテとヒナギクは喫茶どんぐりに立ち寄った所、マスターから店番を頼まれた。 北斗 「ご免ね。ハヤテ君にヒナギクちゃん。直ぐに戻るから。」 ハヤテ 「気にしないで下さいマスター。」 ヒナギク 「私達、丁度暇だったから。」 北斗 「本当にご免ね。直ぐに戻るから。」 そう言って、北斗は店を後にした。 ヒナギク 「やはり暇よね。」 ハヤテ 「そうですね。暇ですね。」 ヒナギク 「それよりもハヤテ君、これで本当に借金がなくなったのね。」 ハヤテ 「ええ。完全になくなりました。」 ヒナギク 「良かったわねハヤテ君。」 ハヤテ 「有難う御座いますヒナギクさん。」 ヒナギク 「じゃあお祝いしましょ。今日は私がコーヒーを淹れてあげるわ。」 ハヤテに完全に借金がなくなったことに、ヒナギクは自分のことの様に喜んだのであった。 そして、40分してから北斗が戻ってきて、ハヤテとヒナギクは帰っていたのだった。
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