Re: 風の執事と桜の会長 |
- 日時: 2013/01/10 09:51
- 名前: ハヤヒナ
- 02話 「雨と傘」
ハヤテ達は白皇学院を後にした…………とした所で雨が降り出した。 ヒナギク 「雨が降ってきたわ。私、傘持ってないのに。」 泉 「私も持ってないよ〜〜。」 理沙 「私もだ。」 千桜 「私も持っていません。」 美希 「私は持っているが、ハヤ太君と愛歌さんは?」 ハヤテ 「持っていますよ。」 愛歌 「私も持っていますよ。」 美希 「つまり我々7人で傘は3本持っていることだな。」 ヒナギク 「そうね。」 千桜 「では持ってない人は持っている人の傘に入れてもらうことにしましょう。」 と、誰が誰の傘に入るか決める事になった。
理沙 「私と泉は美希の傘に淹れてもらうことにしよう。」 泉 「そうだね。」 理沙と泉は、美希の傘に入ることに決定した。 千桜 「では私は、愛歌さんの傘に入れてもらうことで。」 愛歌の傘に千桜は入ることにした。 で、残ったヒナギクは。 ヒナギク 「じゃあ私は、ハヤテ君の傘!!?」 美希 「そうだ。」 「「!!!!????」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 美希 「何だヒナ、ハヤ太君の傘に入るの不満か?」 ヒナギク 「そうじゃないわ。」 理沙 「ハヤ太君もヒナが入るのは嫌なのか。」 ハヤテ 「嫌ではありませんよ。」 美希 「ならいいではないか。」 泉 「そうだよ。ヒナちゃんにハヤ太君。」 ハヤテ 「そうですね……。」 ヒナギク 「そうね……。」 ハヤテの傘にヒナギクは入ることに決定した。 愛歌 「三千院さんが持っていますので早く行きましょう。」 ハヤテ達は三千院家へ向かった。
一方、三千院家では。 マリア 「ナギ、本当にいいんですか。」 ナギ 「ああ。ハヤテに苦労を掛けてしまったからな。」 マリア 「そうですね。ハヤテ君、小さい頃から苦労していましたから。」 ナギ 「そうだろ。だからハヤテには幸せになってもらいたいんだ。」 マリア 「ナギ……。」 ナギ 「主としての出来ることはそれぐらいだからな。」
ハヤテ達は言うと雨が降る中、傘を差しながら三千院家へ向かっていた。 ヒナギクは顔を赤くしていた。理由はハヤテと一緒の傘に入っているからである。 好きな人と同じ傘に入ってる事によって、ヒナギクは顔を赤くしていたのだった。 ハヤテも顔を赤くしていた。実はハヤテもヒナギクのことを気にしていたのであった。 始めは友達であったが、今は違っていた。異性として好きになってしまったのであった。 ハヤテとヒナギクはお互いに顔を赤くしながら黙って歩いていた。
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