Re: 風と桜 想うメモリー |
- 日時: 2012/12/09 08:39
- 名前: ハヤヒナ
- 第9話 「幼き風と桜の恋」
ヒナギク 「楽しいねハヤテ君。」
ハヤテ 「そうだねヒナちゃん。」
と其処へ、桜花ママがやってきた。
桜花ママ 「改めていらっしゃいハヤテ君。ヒナちゃんと一緒に遊んで楽しいかな?」
ハヤテ 「あ、はい楽しいです。」
桜花ママ 「ヒナちゃんも楽しいでしょ。」
ヒナギク 「うん♪楽しいよ♪♪」
桜花ママ 「それじゃあハヤテ君、ゆっくりしてね。」
と、おやつを置いて去っていた。
ヒナギク 「ねぇハヤテ君、いいかな?」
ハヤテ 「何ヒナちゃん。」
ヒナギク 「私、ハヤテ君と出会えて嬉しいよ。」
ハヤテ 「僕もだよ。僕もヒナちゃんと出会えて嬉しいよ。」
ヒナギク 「そ、それにねハヤテ君。まだ数回しか会ってないのにね私、 ハヤテ君の事が好きになったみたいなの。」
ハヤテ 「ぼ、僕もだよヒナちゃん。僕も数回しか会っていないのに、 ヒナちゃんの事が好きになったんだよ。」
ヒナギク 「本当!?」
ハヤテ 「うん♪ヒナちゃんは!?」
ヒナギク 「私もハヤテ君と同じだよ。」
と、笑顔一杯でたのしくはなしていた。
幼き頃、ハヤテとヒナギクはお互いに恋をした。
恋、つまりお互いに『好き』になったのであった。
ハヤテはヒナギクが、ヒナギクはハヤテが、好きになったのであった。
十年後。お互いに出会い、恋をした事も忘れた状態で再会。
そして再び、お互いに恋する事を、この時は知らない。ハヤテもヒナギクも。
そんな幼きハヤテとヒナギクに、もうすぐ別れが迫っている事は、まだ知る由もなかった。
ハヤテとヒナギクは幼い頃、お互いに出会い、お互いに恋をする。
そんな事があったことを忘れて、ハヤテとヒナギクは十年後、白皇学院で再会するのであった。
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