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対象スレッド 件名: Re: 風と桜 想うメモリー
名前: ハヤヒナ
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Re: 風と桜 想うメモリー
日時: 2012/12/22 08:52
名前: ハヤヒナ

73話 「奇跡のホワイト」

ゴンドラに閉じこめられて、3時間が経過した。辺りは暗くなり始め、秘めこみ始めた。

ハヤテ   「ヒナギクさん、寒くありませんか?」

ヒナギク  「寒いわ。でも、ハヤテ君がいるから平気よ。」

ハヤテ   「そうですか。でも、無理はしないで下さいね。」

ヒナギク  「うん。分かっているわ。」

さらに2時間が経過した。

寒さのあまり、回路がショートしてしまって、なかなか普及しなかったのだ。

現在の時刻は、午後7時を回ってしまった。

夜という事もあるのか、さっきよりも気温が下がり、格段と冷え始めていた。

ハヤテ   「さっきよりも寒くなりましたね。」

ヒナギク  「そうね。いつ普及するのかしら?」

ハヤテ   「分かりませんね。それよりも僕が支えてあげますので、たって景色を見ませんか。」

ヒナギク  「………うん。じゃあ、ちゃんと私を支えてねハヤテ君。」

そして、ハヤテとヒナギクは立って、景色を見た。

すると、当たる一面、クリスマス一色で染まっていた。

ヒナギク  「綺麗……………。」

ヒナギクは景色を見て感動した。

イルミネーションと月明かりがマッチしていて、輝いていたのだった。

ハヤテ   「ヒナギクさん、分かっていると思いますが、もう一度言ってもいいですか?」

ヒナギク  「うん………。」

ハヤテ   「………僕は、綾崎ハヤテは、カツラヒナギクさん、貴女の事が好きです。
       この僕と付き合ってくれませんか?」

ヒナギク  「勿論よ。私もハヤテ君の事が好きだから。」

ハヤテ   「ヒナギクさん………。」

ヒナギク  「ハヤテ君………。」

ハヤテとヒナギクは向かい合い抱きあった。ハヤテはヒナギクの腰に、ヒナギクはハヤテの首に手を回した。

そして、顔を近づけ、唇を近づけ、キスをした。

その瞬間、月明かりが二人を包み込み、さらに雪が降り始めた。

ハヤテ   「雪ですよヒナギクさん。」

ヒナギク  「ホワイトクリスマスね。」

ハヤテ  「そうですね。ホワイトクリスマスになりましたね。」

キスを終え、ハヤテとヒナギクは、美しいクリスマス一色に染まった夜景を見た。

その10分後、やっと普及し、ハヤテとヒナギクは無事に地上に降りることが出来た。

そして、ハヤテとヒナギクは幸せな顔をして、家へと帰っていた。