Re: 風と桜 想うメモリー |
- 日時: 2012/12/17 16:01
- 名前: ハヤヒナ
- 51話 「記憶の出会い」
ハヤテ 「…………だったんです。僕とヒナギクさんの出会いは。」
ヒナギク 「幼い頃の私とハヤテクンの出会いだったの。」
泉 「ヒナちゃんとハヤ太君って、そんな出会いがあったんだね。」
歩 「ハヤテ君とヒナさんが出逢っていたなんて驚きですよ。」
愛歌 「その十年後に白皇学院で再会したんですね。」
ハヤテ 「ええ。でも、その時は、お互いに出会っていた事を忘れていましたが。」
ヒナギク 「そうよね。でも、10月の終わりぐらいから幼い頃の事を夢で見るようになったのよ。」
美希 「そして、今日のハヤ太君の誕生日に、お互いに思い出したんだな。」
ハヤテ 「あの時が、幼い頃の1番の思い出でしたから。」
ヒナギク 「私も1番の思い出だったわ。」
ハヤテとヒナギクはナギ達に話した。
理沙 「で、ヒナにハヤ太君。出会いは何時だったんだ。」
ハヤテ 「夏休みでしたよね。」
ヒナギク 「ええ、そうね。」
ハヤテ 「そして、僕が引越し行く時に中身を交換したのが、」
ヒナギク 「この巾着袋だったのよ。」
ハヤテとヒナギクは、ナギ達に巾着袋を見せた。
ナギ 「で、それはどうやって手に入れたんだ?」
ハヤテ 「確かヒナギクさんの親に遊園地に連れていて貰った時に飼ってくれたんです。」
ヒナギク 「折角だから、お揃いで買う事にしたの。」
千桜 「そうでしたか。」
マリア 「ハヤテ君にヒナギクさん、出会っていた事を忘れていても、それを持っているのは分かっていたんですよね。」
ハヤテ 「ええ。大事な物と分かっていましたから。」
ヒナギク 「とても大切なものだったから、捨てられなかったから。」
咲夜 「でもお二人さん、その巾着袋の中身を見れば、良かったのでは?」
ハヤテ 「確かにそうでしたか。あの日からずっとポケットに大事そうに淹れていましたから。」
ヒナギク 「白皇学院で再開した時は、幼い頃に出逢っていた事は覚えていなかったから。」
ハヤテとヒナギクは語った。
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