Re: 風と桜 想うメモリー |
- 日時: 2012/12/17 10:14
- 名前: ハヤヒナ
- 49話 「楽しい1日(後編)」
桜花家で昼食をご馳走になり、1時間が経過した。
ヒナギク 「もう少しでハヤテ君と遊べる時間も終わるんだね。」
ハヤテ 「うん。そうだね。」
ヒナギク 「遊べる時間は少ないけど、それまで思い切り遊ぼう♪」
ハヤテ 「うん。思い切り遊ぼう。……そうだ!ヒナちゃん、ちょっと良いかな?」
ヒナギク 「良いけど何かなハヤテ君。」
ハヤテ 「交換しない?この前、ヒナちゃんのお母さんに買って貰った巾着袋の中身を。」
ヒナギク 「………そうね。交換すれば、離れていても思い出せるしね。」
ハヤテ 「そうだよヒナちゃん。離れていてもこれを見れば思い出せるから。」
ヒナギク 「じゃあ交換しよ。」
ハヤテとヒナギクは、巾着袋の中身を取り出した。
中に入っていたのは、お子様ランチについていたビー玉以外に次のものが入っていた。
手の平サイズのメモ帳、ボールペン、おはじき4個、ストラップが入っていた。
全て、巾着袋と同じ色のが入っていた。
ハヤテ 「じゃあ交換しようかヒナちゃん。」
ヒナギク 「うん♪交換しようハヤテ君。」
ハヤテとヒナギクは巾着袋の中身を交換した。思い出の為に。
ハヤテ 「そうだ。ヒナちゃんにこれを上げるよ。僕の宝物を。」
ヒナギク 「良いのハヤテ君。」
ハヤテ 「うん。ヒナちゃんに貰って欲しいら。」
ヒナギク 「じゃあ私もハヤテ君に、私の宝物を上げるね。」
ハヤテ 「ヒナちゃん良いの?」
ヒナギク 「うん。私もハヤテ君に貰って欲しいの。」
そう言って、ハヤテとヒナギクは交換した。
ハヤテは風と書かれているペンダントを。ヒナギクは桜と書かれているペンダントを。
ヒナギク 「これ、大事にするからねハヤテ君。」
ハヤテ 「僕も大事にするねヒナちゃん。」
そして、
ハヤテ 「じゃあ僕は、これで帰るね。」
ヒナギク 「明日、お見送りに行くからね。」
ハヤテ 「有難うヒナちゃん。」
ヒナギク 「じゃあまた明日ね。」
ハヤテ 「うん。また明日ねヒナちゃん。」
ハヤテは桜花家を後にし、家へと帰っていた。
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