Re: 風と桜 想うメモリー |
- 日時: 2012/12/16 09:42
- 名前: ハヤヒナ
- 46話 「ハヤテとヒナギク、幼いメモリー」
美希 「どうやらヒナとハヤ太君は、十年前に会っていたらしいんだよ。」
「「「「えっ!!!!」」」」
マリアたちに加えて、今度は一樹も驚いていた。
歩 「本当なのハヤテ君にヒナさん。」
ハヤテ 「ええ、本当ですよ。」
ヒナギク 「本当よ歩。」
ハヤテとヒナギクは、ナギ達に十年前に出会っていた頃の事を話し始めた。
時は十年も前に遡る。場所はとある公園。
??? 「今日も一人か。何して遊ぼうかな。」
と、一人の空色の髪をした少年がブランコを漕いでいた。
???? 「ねぇ、私と一緒に遊ばない?」
すると、その少年に同い年の一人の少女が声を掛けてきた。
??? 「え、いいの!?」
???? 「うん♪」
ハヤテ 「僕、綾崎ハヤテって言うの。」
ヒナギク 「私、桜花ヒナギクよ。宜しくね、ハヤテ君。」
ハヤテ 「うん。宜しくねヒナギクちゃん。」
ヒナギク 「ねぇハヤテ君、私と一緒に遊ぼ♪」
ハヤテ 「うん♪」
ヒナギク 「じゃあ私もブランコに乗るね。」
ヒナギクは隣に空いていたブランコに乗り、漕ぎ始めた。
ハヤテ 「楽しいねヒナギクちゃん。」
ヒナギク 「楽しいねハヤテ君。」
ハヤテ 「ヒナギクちゃん、この近くに住んでいるの?」
ヒナギク 「うん、そうよ♪ ハヤテ君もなの?」
ハヤテ 「うん。お父さんの仕事でね。」
ヒナギク 「そうだったんだ。」
ハヤテ 「それでお友達もあまりいないの。」
ヒナギク 「だったら私が友達になってあげるよ。」
ハヤテ 「えっ、いいの?」
ヒナギク 「うん。だからハヤテ君、一緒に遊ぼうね。」
ハヤエ 「有難う。ヒナちゃんって呼んでもいいかな?」
ヒナギク 「いいよ。」
ハヤテ 「宜しくねヒナちゃん。」
ヒナギク 「こちらこそ宜しくねハヤテ君。」
こうして、ハヤテとヒナギクは出会ったのであった。
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