Re: 風と桜 想うメモリー |
- 日時: 2012/12/14 08:32
- 名前: ハヤヒナ
- 34話 「誕生日の朝」
ハヤテは目を覚まし、制服に着替え、お手洗いを済ませ仮眠室へ戻ろうとした所でヒナギクと出会った。
ヒナギク 「お早うハヤテ君。」
ハヤテ 「お早う御座いますヒナギクさん。」
ヒナギク 「ハヤテ君、鞄を持ったら生徒会室に来てくれない?」
ハヤテ 「分かりました。」
そして、数分後。
ハヤテ 「何でしょうかヒナギクさん。」
ヒナギク 「朝食を作ってきてあげたから、食べてくれるかしら。」
ハヤテ 「有難う御座いますヒナギクさん。僕なんかの為に…。」
ヒナギク 「いいのよお礼は。それに…、『困った時はお互い様』だから。」
ハヤテ 「そうですね。」
ヒナギク 「お弁当も作ってきてあげたからね。」
ハヤテ 「有難う御座います。」
ヒナギク 「じゃあ食べ終わったら、生徒会の仕事を手伝って欲しいんだけど、いいかな?」
ハヤテ 「勿論ですよ。」
この後、ハヤテはヒナギクが作ってくれた朝食を食べた後、生徒会の仕事を手伝った。
そして、1時間後。生徒会の仕事を終え、ハヤテとヒナギクは教室に向かった。
ハヤテ (何かヒナギクさんに心配され、優しくされると、胸や心が高鳴るのは何故なんだろう………? 僕はヒナギクさんの事、どう思っているんだろう? 成績優秀?才色兼備?文武両道?容姿端麗?頭脳明晰? ………そうか!ヒナギクさんの優しさや気遣い、ヒナギクさんだからいいのか………。)
と、心の中で思った。
そんな事をハヤテが考えている事も知らず、ヒナギクはある事を考えていた。
ヒナギク (今日はハヤテ君の誕生日ね。告白するかどうか迷っていたけど、 昨日、決めたんだから!絶対にハヤテ君に告白するって!!)
と、ヒナギクは今日、自分がやる事を決意していた。
だが、この後、教室である出来事が起こる事を誰も知る由はなかった。
ハヤテ、ヒナギクは勿論、美希達、クラスメート、そして……、ナギも…………。
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