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対象スレッド 件名: Re: 風と桜 想うメモリー
名前: ハヤヒナ
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Re: 風と桜 想うメモリー
日時: 2012/12/05 17:18
名前: ハヤヒナ

第3話 「帰り道」

ハヤテはヒナギク、千桜、愛歌とともに生徒会室で紅茶を飲んでいると、雨が降り始めた。

千桜    「雨が降ってきましたし、帰りますか。」

ヒナギク  「そうね。…………って私、傘を持ってくるの忘れたわ。」

愛歌    「私も忘れましたけど、千桜さんは?」

千桜    「私はありますよ。綾崎君はどうですか?」

ハヤテ   「傘、ありますよ。」

愛歌    「では、こうしましょうか。私は千桜さんの傘に淹れてもらうことにしましょう。」

ヒナギク  「私はどうするの?…………若しかして、ハヤテ君の傘に!!?」

愛歌    「ええ、そうですよ。という訳で綾崎君、会長を傘の中に入れて一緒に変えて下さいますか。」

ハヤテ   「分かりました。宜しいでしょうかヒナギクさん。」

ヒナギク  「じゃあお願いねハヤテ君。」

ハヤテ達四人は時計塔を出た。一方の傘にはハヤテとヒナギクが、もう一方には千桜と愛歌が。

そして、商店街に差し掛かった所で、ハヤテとヒナギクは千桜と愛歌と分かれて、桂家へ向かっていた。

ヒナギク  「ご免ねハヤテ君。家まで付き合うことになって。」

ハヤテ   「別にいいですよ。ヒナギクさんにはお世話になっていますから。」

ヒナギク  「今度、お礼するね。」

ハヤテ   「いいですよ。お礼なんて。」

ヒナギク  「お礼させてよハヤテ君。………そうだわ!今月の11日はハヤテ君の誕生日よね。」

ハヤテ   「そうですよ。」

ヒナギク  「今日のお礼として、ハヤテ君の誕生日にプレゼントするね。」

ハヤテ   「本当ですか?」

ヒナギク  「本当よ。楽しみに待っていてね。」

ハヤテ   「期待して待っていますねヒナギクさん。」

ヒナギク  「うん♪」

ヒナギクは笑顔でハヤテに答えた。

その笑顔にハヤテは、胸が高鳴った。

そして、桂家へ到着した。

ヒナギク  「送っていてくれて有難うねハヤテ君。」

ハヤテ   「どういたしましてヒナギクさん。では僕は、これで帰りますね。」

ヒナギク  「また明日、学校でねハヤテ君。」

ハヤテ   「はい。また、明日学校で会いましょうヒナギクさん。」

そう言って、ハヤテは桂家を後にし、屋敷へと帰っていた。