Re: 風と桜 想うメモリー |
- 日時: 2012/12/05 10:49
- 名前: ハヤヒナ
- 第2話 「生徒会室」
放課後。何事もなく1日が過ぎていた。
ハヤテ 「さてと帰るか。」
と帰ろうとしいたが、例の三人組が声を掛けて来た。
美希 「すまんがハヤ太君、」
理沙 「これを我々の変わりに、」
泉 「ヒナちゃんの所にお願いね♪」
と言って、この場を去っていった。
ハヤテ 「瀬川さん達………って、もう消えてるし…………。しょうがないな。ヒナギクさんに届けに行くとするか。」
と、ハヤテは時計塔にある生徒会室に向かった。
その頃、ヒナギクは生徒会室で美希達を待っていた。
ヒナギク 「美希、理沙、泉、いつになったら来るのかしら!」
と、イライラしていた。
千桜 「落ち着いて下さい会長。」
愛歌 「もう少し待ちましょう。」
ヒナギク 「……それもそうね。」
千桜と愛歌に言われ、ヒナギクはもう少し待つことにした。
そして、暫くしてエレベーターの上がってくる音がし、生徒会室の戸をノックする音がした。
ハヤテ 「失礼します…。瀬川さん達に頼まれて、日誌や書類を持ってきました〜。」
ヒナギク 「美希、理沙、泉、遅いわよ……って、ハヤテ君!!?何しに来たの?」
ハヤテ 「ですから瀬川さん達に頼まれた日誌や書類を持って来たって言いましたけど。」
ヒナギク 「そ、そうだったわね。」
千桜 「所で綾崎君、あの子達はどうしたんですか?」
ハヤテ 「僕に押し付けて直ぐにいなくなりました。」
愛歌 「またですか。」
ハヤテ 「ええ。」
ヒナギク 「美希達ったら真面目にしてくればいいのにね。折角だからハヤテ君、紅茶でも飲んでいく?」
ハヤテ 「いいんですか?」
ヒナギク 「いいわ。ね、ハル子に愛歌さん。」
千桜 「ええ、構いませんよ。」
愛歌 「役員でもないのに綾崎君、手伝ってくれていますから。」
ハヤテ 「そうですか。」
ハヤテは紅茶をご馳走になることにした。
その頃、三人娘こと、美希、理沙、泉は銀杏商店街を歩いていた。
美希 「ハヤ太君に押し付けて正解だったな。」
理沙 「雨が降っている中、やる気がしないからな。」
泉 「確かヒナちゃん、傘を持っていなかったからね。」
美希 「ハヤ太君は傘を持っていたからな。」
理沙 「ヒナはハヤ太君と、」
泉 「相合傘だね♪」
と言いながら、美希、理沙、泉は歩いていた。
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