Re: 風と桜 想うメモリー |
- 日時: 2012/12/11 09:18
- 名前: ハヤヒナ
- 16話 「幼き恋心」
綾崎父 「ハヤテ、いいか?」
ハヤテ 「何?」
綾崎父 「急ですまんが、仕事の関係でまた引越ししないといけなくなったんだ。」
ハヤテ 「またなの?」
綾崎父 「ああ。」
ハヤテ 「いつ引越しするの?」
綾崎父 「来週だ。」
ハヤテ 「……そうか。」
ハヤテは落ち込んだ。
綾崎母 「あなた、ハヤテには仲良くなったお友達がいるのよ。女の子の。」
綾崎父 「そうだったな。はやて、来週までにそのお友達と思い出を作るんだぞ。」
ハヤテ 「うん。じゃあ僕、ヒナちゃんと遊びに言ってくるね。」
ハヤテは家を出て、ヒナギクが待つ公園に向かった。
そして、公園。
ハヤテ 「お待たせヒナちゃん。」
ヒナギク 「待ったよハヤテ君♪早速、遊ぼう♪♪」
無邪気な笑顔で答えるヒナギクに、ハヤテは胸が高鳴った。
ハヤテ 「ヒナちゃん、遊ぶ前に話があるけどいいかな?」
ヒナギク 「うん、いいよ。話って何かな。」
ハヤテ 「実は僕、来週引っ越す事になったんだ…。」
ヒナギク 「え……。それ、本当なの………!?」
ハヤテ 「急でご免ね。ヒナちゃん。でも、お父さんの仕事だから………。」
ヒナギク 「ううん、いいよ……。親の仕事なんだから。」
ハヤテ 「ヒナちゃん……。」
ヒナギク 「それまで、私がハヤテ君に楽しい思い出を作ってあげるからね。」
ハヤテ 「有難うヒナちゃん。」
ヒナギク 「じゃあ今日は、私の家で遊ぼう。」
ハヤテ 「うん。」
ハヤテとヒナギクは、公園を後にした。
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