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対象スレッド 件名: Re: 風と桜 想うメモリー
名前: ハヤヒナ
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Re: 風と桜 想うメモリー
日時: 2012/12/09 09:30
名前: ハヤヒナ

第10話 「夢と記憶」

ハヤテ   「じゃあねヒナちゃん。」

ヒナギク  「また明日、遊ぼうね。」

と遊ぶ約束をして、ハヤテとヒナギクは別れた。



11月5日、金曜日。

ハヤテ   「そう言えば僕、その女の子の事が好きになってしまったんだよな。
       それにしてもヒナギクさんに似ているのは何故なんだ?」

そして、ヒナギクも。

ヒナギク  「そう言えば私、その男の子の事が好きになったのよね。
       それにしてもハヤテ君に似ているのは何故なのかしら?」

ハヤテとヒナギクは同じ事を思っていた。



ハヤテ   (心の中ではヒナギクさんの事、好きみたいだから、
       その女の子がヒナギクさんって思っているのかな?)


ヒナギク  (ハヤテ君のこと、好きだからそう思っているのかしら。
       その男の子がハヤテ君って事に?)



と、心の中で呟きながら小さい頃の事を思い、授業を受けていた。

そして、放課後。ナギはワタルや伊澄ともに先に屋敷へ帰っていた。

ハヤテ   「さてと、僕もそろそろ帰りますか。」

と其処へ、

美希    「すまんがハヤ太君、」

理沙    「これをヒナの所へ、」

泉     「お願いね♪」

ハヤテ   「ち、ちょっと瀬川さん達………って、もういない………。」

とため息をついて、ヒナギクがいる生徒会室がある時計塔へと足を進めた。


そして、生徒会室。

ヒナギク  「またなのハヤテ君。また美希達に押し付けられたんでしょ。」

ハヤテ   「ええ。その通りですよヒナギクさん。」

ヒナギク  「全く美希達ったらしょうがないんだから。」

と、ため息をついたヒナギクであった。