Re: 生徒会三人娘と仲間たちによる短編集。(ヒナ←美希・百合注意) |
- 日時: 2013/05/17 00:06
- 名前: S●NY
- 感想を書かせて頂くのは初になります。S●NYと申します。
餅ぬ。さんの小説はひなゆめ時代から、何度涙をながし、心をキリキリさせられ、ほっこりしたのか分からないほど楽しくよんでいます。 それこそ、毎回感想を送ろうと思っても、自分の拙い文章ではうまく感想を伝えられないと、今の今まで送ることができませんでしたが、今日書かせていただきます。 感想は、できればすべての作品について書きたいのですが、膨大な量になりそうなので、いくつかピックアップさせていただきたいと思います。
『曖昧me!』 泉がとても可愛かったです。 序盤の泉の告白シーンから、始終ニヤニヤが止まりませんでした。ハヤテに違和感を感じ、ナレーションにも違和感を感じ。 でも、どこかで聞いたことのある、見たことのあるノリのよさに、理沙と美希だとすぐに分かりました。 この小説。先にもいいましたように、泉が可愛いです。が、この小説全体のふわふわとした原作っぽい雰囲気を作り出しているのは、理沙と美希なのだろうなと感じます。 泉は飄々とした態度も可愛いですが、周りに振り回され、自身のキャパをオーバーしたときに一番その魅力が輝くと思っています。と、するならば、この泉の可愛さも当たり前なのかと。餅ぬ。さんのキャラの動かし方には脱帽します。
『夏に咲く花』 理沙は3人組の中で一番とらえどころがないです。それだけ、彼女には隠された魅力がたくさん詰まっているのだと感じます。 原作を読んでいても一番思うのが、彼女は最も乙女なのではないかということです。 彼女の一歩引いたところから、ハヤテを見ている姿が非常にシリアス栄えすると思います。 今回の小説、理沙の妖しい魅力がぎゅぅと詰まったものでした。 >気付くと同時に、自分の鈍感さに嫌気がさした。もう、何もかもが遅すぎたのだ。 この文から理沙は、自分の深いところでそういった感情はずっとくすぶっていたのだと思いました。 彼女の性格から、ハヤテを取り巻く女性環境に一番敏感に気づいているのは彼女で。 それをネタに遊ぶも、彼女自身も勝ち目のない思いを抱くというちょっとゾクゾクする魅力がそこにはありますよね。 可愛いかったです。
『Happy Sunday Evening』 美希可愛い。 美希を語るに外せないのはヒナギクへの友情なのか憧れなのか、愛情なのかもっと深い恋心なのか。 そんな、美希のないまぜになった感情を、この一話完結で完璧なまでに表現しきったことに。尊敬の意を表さずに入られませんし。いつかこうした、物語の動かし方をしたい。 こういったキャラの感情をすべて表現しきりたい。と。 僕の永遠の目標であったりします。 シリアスでありながら、やさしい雰囲気が物語全体を包んでいます。 それは上記でロッキー・ラックーンさんも仰ってるように、恋心一辺倒でない。ヒナギクへの深い愛情を感じさせるからだと思いました。 様々な感情が文章のひとつひとつに見え隠れするだけ、ただの安易な、浅くて深い恋心だけでない、一歩先にいった深くて深い恋心をこの小説で描かれているのが感じられ。 物語としてのレベルの違いを見せ付けられた思いであります。 『泡沫の夢を見た』とはまた違った、深い愛情の表現方法。学ばせていただきました。
あぁ、長くなって申し訳ありません。 もっと書きたいことはあるのですが、やはりまとまりません。。 最後に、素敵な小説をありがとうございます。今後のご活躍を願っております。
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