Re: ハヤテのごとくへ向けて |
- 日時: 2023/01/24 00:46
- 名前: 双剣士◆gm38TCsOzW.
- この作品をどう評すべきか、拝読後に結構悩みました。ハヤテのごとく!キャラの完結後の姿が描かれてはいるけれど、その合間合間に
出てくる「僕」の回想とリンクしているわけではないし、両者を並立することで生まれる意味や効果もよく感じ取れなかったからです。 あとで後書きを拝見して、蒼紫さんが16年ぶりにアニメ1期DVDを眺めたときに頭に浮かんだ様々なことを書き散らしたものだと分かりました。 感想の名に値しないかもしれませんが、私も感じたことを書いてみます。こういう独白はスルーされるときっと辛いと思うので。
ハヤテやナギたちが完結後にどんな暮らしをしているかはファンの皆さんの数だけイメージがあると思うので、そこはノーコメントとして……
この作品とひなたのゆめを介したネットでの人間関係に救われたと、なるほど。 当時のひなゆめは何と言うか、上手な人ばかりとは必ずしも言えなかったけれど、熱気あふれるパワフルな人が集っていましたね。 小説を書くことに興味なんかなかったけれど、拙い形でも参加せずには居られない、当時の蒼紫さんはそんな熱に当てられた1人だったのかなと 勝手ながらイメージしました。今から振り返るとそれは逃避の一環だったのかもしれませんが、ネガティブな印象が歳とともに薄れてきてこうして 文章にできるところまで昇華できたことに、当時を知る1人として拍手を送りたいです。
当時のメンバーも今ではkeiさんを含めてバラバラになり、ブログやSNSで近況を知ることも少なくなりました。ナギたちと同様に非日常から 日常に復帰した元ひなゆめ民がかつての賑わいを取り戻すことはもうないかもしれません。しかしそれは喪失ではなく卒業であり新天地への挑戦である、 人間の歴史の中で何度も繰り返されてきた当たり前の出来事に過ぎない。今は届かぬ間柄になっても、同じ星空の下で元気にやっているに違いない… …作品のラストに込められた蒼紫さんの思いを自分はこのように受け止めました。
「止まり木」は元々、突然のひなゆめ消失に戸惑った当時のひなゆめ民の方々への一時的な避難所として提供したものでした。 今ではかつてのような熱気は無くとも、各方面で活躍している皆さんがふと懐かしく思ったときに立ち寄れる場であってほしい、蒼紫さんの文章を見て そんなことを思った次第です。
投稿ありがとうございました。
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