初めてのバレンタインデー 〔一話完結〕 |
- 日時: 2021/02/13 15:57
- 名前: ハヤヒナ
去年の自分の誕生日、ようやく気づいた本当の気持ち......。
白皇学院にある時計塔にある生徒会室のテラスで、支えられて彼と一緒に見た美し夜景で......。
私、桂ヒナギクは彼、綾崎ハヤテが好きなことに。
そんな彼と出会ったのは、二ヶ月前の白皇学院にある気の上で......。
木から飛び降りた私を、受け止め助けてくれた。
初めは抱いていなかった恋心。でも本当は少しはあったかもしれない恋心。
それから暫くして、彼が私と同じ境遇があることを知った。
『両親に借金を押し付けられ捨てられた』
同じ境遇があること知ったとき、小さいときのことが脳裏に浮かんだ。
何故、本当の両親は私とお姉ちゃんを捨てたかを......。
それから暫くして、私の誕生日がやってきた。
彼にそのことを離すと、当然のように驚いていた。
そのときだった......。本当の気持ちに......。
初めは少しはあったかもしれない恋心。
でもそのとき、少しあった恋心は『完全』となった。
彼が好きなことに......。
でも、そのときは思いを伝えることが出来なかった。
それから春休みに入り、二年生に進級した。
GW、七夕、夏休みと二人切りになることはあっても、思いを伝えることは無理だった。
でも十一月の彼の誕生日に、勇気を出して思いを伝えるこができた。
その思いは......、想いとなった。
それから彼と恋人同士となり、クリスマスやお正月を一緒に過ごした。
そして、恋人同士となり、初めてのバレンタインデーを迎えた。
「ハヤテ君、私の本命チョコを受け取ってくれるよね。」
「勿論ですよヒナギクさん。」
来月には、恋人同士で過ごす誕生日、ホワイトデーがある。
これからも恋人同士となって過ごす時間は、永遠に続くのであった。
〔終〕
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