Re: 鬼か人か 〜 第三章 混沌の夢【第9話】 |
- 日時: 2019/09/17 21:59
- 名前: どうふん
masaさんへ
感想ありがとうございます。
さて、昨晩何があったのか、なかったのか・・・。状況的には・・・。まあ、ヤボな詮索は控えておきます。
鬼太郎生誕のいきさつはmasaさんが書いている通りです。「墓場の鬼太郎」でしたね。あの当時は「醜い姿(「顔」だったっけ)」とコメントが入っていましたが、時代と共に大きく変わったものだ・・・。 目玉おやじもそうですね。わが子を想う執念があの姿で生き延びさせることとなりました。 でも、水木しげる先生が描く妖怪の中で、私が一番好きなのは目玉おやじなんですよね。 アニメ第6期では、父親としての過去や苦悩が何度も出てきましたので、これを何とかしてあげたい。つまりは心置きなく成仏(というのか?)させたい、というのが、本作を書くに至った動機です。
最愛の息子の成長と幸せを見届けることができた。今まで一緒に戦ってきた仲間を息子の嫁という形で自分の娘にすることができた。ご指摘の通り、呼び捨てにするのもそれを意識してのことでしょう。 後悔なんてとんでもない、満足感で一杯になって亡き妻の元に戻ったと思います。
悲しんでいるヒナギクさんですが、確かに傲慢な思い上がりとも言えるでしょう。後で冷静になって考えてみれば、という意味で。 ただ立ち会ったその場においてはどうか。かつてアデルは自分の命と引き換えにヒナギクさんの傷(と森)を元に戻しました。アデルの意思は尊重しても、やはりその心情を思えば無関心ではいられないのがヒナギクさんです。胸に引っかかっていただろうと。
そして今回の目玉おやじ。目玉おやじが今まさに消えようとしているとき、ヒナギクさんは何も知らずに鬼太郎と喧嘩したりイチャイチャしたりして過ごしていたわけです。せめて昨晩だけでも目玉おやじを受け入れていれば、鬼太郎親子の最後の大切な時間を奪うことはなかったのに・・・。そんな後悔が胸を締め付けていたはずです。 「そんなことをいつまでも悔やんでいたら目玉おやじは喜ばないぞ、元気出せ」まあ、こういうことです。
「岩子」か・・・。正直忘れていましたが、聞いた覚えがありますね。「お岩さん」をイメージしたものかと思いますけど。
どうふん
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