Re: 届いて叶う初恋の想い |
- 日時: 2016/10/13 15:55
- 名前: ハヤヒナ
- 6話 同じ過去
ヒナギク 「それ本当なの?ハヤテ君!」 ハヤテ 「ええ。本当ですよヒナギクさん。」 ハヤテは今朝の出来事を皆に話したのであった。 ちょっとでも早く借金を返すために勝った宝くじが当選した事を。で、なんとその宝くじが一等だったこと。 そのおかげで約1億5千万あった借金がなくなったことを・・・・・・。 泉 「借金、無くなったんだハヤ太君。」 理沙 「ハヤ太君が一等を当たるとは・・・。」 美希 「凄いじゃないかハヤ太君。」 千桜 「全て借金が無くなったんだな。」 愛歌 「おめでとうございます綾崎君。」 ハヤテ 「有難う御座います。」
・・・・・・そして、
ヒナギク 「良かったねハヤテ君。」 ハヤテの借金が無くなって一番喜んだのは、ヒナギクであった。
泉 「ヒナちゃん嬉しそうだね♪」 ヒナギク 「だって自分の事の様に嬉しいの。」 愛歌 「自分の事の様・・・・・・にですか?」 理沙 「どういう事なんだヒナ?」 ヒナギク 「・・・・・・・・・・・・実はね。私もハヤテ君と同じだったの。 小さい頃にね、本当の両親に八千万の借金を押し付けて消えたのよ・・・。」 愛歌 「・・・・・・そうだったんですか。大変でしたね。」 泉 「美希ちゃんは知ってたんだよね・・・?」 美希 「ああ。その後に私とヒナは出会ったからな。」 ハヤテ 「僕もこの間、ヒナギクさんが話してくれて知りました。」 千桜 「この間とは・・・?」 ハヤテ 「ヒナギクさんの誕生日に聞きました。」 理沙 「本当なのかヒナ。」 ヒナギク 「本当よ。」 愛歌 「辛かったんですね。」 ヒナギク 「辛かったわ。でも今は辛くないわ。いまはこうして、皆が居るから。」 こうして、ハヤテと美希以外の皆は、ヒナギクの過去を知ったのであった。
ハヤテ (・・・・・・あれ?ヒナギクさんの事、前から知っていたような・・・・・・? それにさっきの笑顔も、前に見た気がする感じがするような・・・・・・?)
ヒナギク (・・・・・・今気づいたけど、ハヤテ君には、前にも話した気が・・・・・・。 いつだったか分からないけど、白皇学院で出会う前に・・・・・・。)
ハヤテとヒナギクはそれぞれ、少しずつだけど思い出していくのであった。
そんなこんなで一行は、三千院家に到着したのであった。
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