Re: 届いて叶う初恋の想い |
- 日時: 2016/11/17 15:55
- 名前: ハヤヒナ
- 11話 過去の欠片と幼馴染
新学期になって、一週間がたった。ハヤテ達は全員同じクラスになり、ハヤテは生徒会メンバーとなった。 その日の昼休み、ハヤテは生徒会室のテラスで景色を眺めていたら、美希が話しかけてきた。 美希 「どうしたんだハヤ太君。」 ハヤテ 「花微さんでしたか。・・・実は気になる事があるんですよ。」 美希 「気になる事?」 ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんといると不思議な気持ちになるんですよ。」 美希 「ヒナと一緒に居ろと?」 ハヤテ 「ええ。それにこの気持ち、前にもあった気がするんですよ。」 美希 「前にもカか。何時なんだハヤ太君。」 ハヤテ 「小さい頃にもあった気がするんですよ。」 美希 「・・・・・・・・・。」 ハヤテ 「どうかしたんですか花微さん。」 美希 「いいや何でもない。」
・・・・・・そして、放課後。今度はヒナギクと美希が話していた。
ヒナギク 「美希は気づいて言うより知っているんでしょ。私がハヤテ君の事が好きって事に。」 美希 「知っているとも。でも、その気持ちに自分で気づいたのは、自分の誕生日にようやく気付いたんだろ。」 ヒナギク 「そうよ。でも気になる事があるのよ。」 美希 「気になる事?」 ヒナギク 「小さい頃にも、似たような木本があった気がするのよ。」 美希 「小さい頃にか。」 ヒナギク 「そうよ。でも、それが何かわからないのよ。」 美希 「・・・・・・・・・。」 ヒナギク 「どうしたの美希。」 美希 「いいや何でもない。」
美希 「やはりハヤ太君もヒナも『完全』にはおもいだしていないか。小さい頃に出会っていた事を。
私とハヤ太君とヒナは『幼馴染』である事を。
正確に言うと、私とハヤ太君が幼馴染で、それからヒナと出会って、私達は仲良しになった事を。
・・・・・・そして、一番重要なのは、ハヤ太君とヒナはお互いに恋した事を。」
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