Re: ハヤテのごとく! Advance Generatio |
- 日時: 2016/03/05 18:44
- 名前: はやぶさ13号新青森行
- 「ナギと!」
「ハヤテの!」
「「執事通信2016!!」」
「こんにちは、三千院ナギなのだ。」
「どうも、綾崎ハヤテです。」
皆さんこんにちは、はやぶさ13号新青森行です。
「おい、作者! 何でこのコーナーを始めたのだ? ぶっちゃけ深夜34時アニメの頃のパクリではないか!」
「いやいやお嬢様、一応同じ『ハヤテのごとく!』なんですから、パクリには当たりませんよ。それに、懐かしいじゃないですか、この雰囲気。」
「まぁ、確かにそうかもな。それよりも作者、何故このコーナーを始めたのだ?」
それはですね、ナギお嬢様、今まで不定期にあった前説・後説を統廃合して、作者からの連絡、キャラクター・用語の解説、そしてこれからないとはいえないレス返しの役割を一手に引き受けるコーナーを作ったというわけです。 今は「ナギとハヤテの執事通信」と命名しているけど、内容によってはナギお嬢様とハヤテ以外のキャラクターも登場するかもしれません。
「ふーん、なるほど。ところで、今回このコーナーをやるってことは、何かやりたいことがあるんじゃないのか?」
あ、そうだった。いきなりだけどハヤテ、誠に申し訳ございません。(土下座)
「えっ!? いきなり何ですか!? 急に土下座して、僕、何かされましたっけ?」
いや、この小説は原作afterということで始めて、今は2005年11月という設定になっているけど、この間原作47巻を読んだら、ハヤテの借金が“全額”返済されていました。ただ、2話くらい前に注釈で書いたように、この小説、ハヤテの借金がまだ1億円以上残っているという設定で始めたから、未だプロローグの時点で原作と別ルートになっちゃいました。 ハヤテ、一応、「ハヤテが修学旅行レベル5で優勝していない」という設定にはしたけど、原作みたいに「優勝して借金を返済したのに、ギャグ漫画時空に巻き込まれて再び借金執事になりました」ということにしてもいいでしょうか? 当然、ハヤテに負担を強いることになるので、その対価として、独自の借金返済プランと某酔いどれ借金教師をご用意しますが、如何でしょうか?
「そのプランってまさか、僕が昔みたいにきついバイトをやるということですか?」
いや、バイトは増やさない。考えるのがめんどくさい。「ハヤテのごとく!」らしいプランにする。
「それと、某酔いどれ借金教師って誰でしたっけ?」
「ほらハヤテ、いただろ? あの修学旅行で生徒たちに交じってハチャメチャなことをした奴が。」
「あぁ、アイツですね。全く、アイツには散々酷い目に遭わされましたよ。」(修学旅行の一件で某酔いどれ借金教師を教師だと思わなくなった2人)
その某酔いどれ借金教師を地獄に落とす、「人を呪わば穴二つ」というやり方を採用しようと思いますが、如何でしょうか?
「本当に僕の借金は返済されますか?」
もちのろんです。
「本当に?」
本当ですよ。
「なら、いいですよ。但し、本当に完済できなかったら、その時は覚悟してくださいね」(極上の笑みを浮かべながら)
「(怖いっ!! ハヤテの笑顔が何故か非常に怖いっ!!)」
えぇ、わかりました。(若干震えながら)
「因みに、前回登場したオリジナルキャラクターの紹介はしなくていいのですか?」
しない。まだ彼らは活躍しないから。本編に入ったら紹介する。
「そうですか。もう用件は済んだので、そろそろ始めますか?」
うん。もう始めちゃおう。
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「『ハヤテのごとく!Advance Generation』を観る時は、部屋を明るくして、パソコン・スマホ・携帯電話・PSPの画面から離れて観てくださいね♪」
「だぞ!!」
「はーーーー……
5週も休むと……、何やる小説だったか忘れちゃったな〜。」
「…………
いやいやお嬢様、10日くらい前に新作出しましたよ。」
「その時私たち全く出なかったではないか。」
「いや、それでも5週休んだくらいで今までやったことを忘れないでくださいよ。まだまだ先は長いんですから。」
「なんだっけ? ポケ◯ンマスターとか目指すんだっけ?」
「目指しません。そんな高い目標は掲げてませんよ。
せっかく再開するんですから、ここは読者に気合いの入った所を見せましょうよ!!」
「よし、頑張ろう、えいえいお〜(寝ながら弱い声で)」
「(うわぁ、全然気合い入ってねぇ〜!!)」
プロローグ第10話「バカと丈夫な人はカゼをひかない」
2005年11月10日早朝
屋敷前で掃除するハヤテ。
「爽やかな朝だなぁ。
どうも、綾崎ハヤテです。現在16歳で、三千院ナギお嬢様の執事を務めています。」
誰に向かって話しているのやら……。
「新規の読者にですよ。」
あ、そう。
それから1時間後、
「さてと、朝食の準備を始めますか。」
ハヤテは厨房へと向かった。
その途中、
「はやて〜……、はやて〜……。」
か細いナギの声が静かな廊下に響いた。
「はーい、何ですか、お嬢様?」
ハヤテがナギの寝室へ向かう。
ガチャッ!
ハヤテがドアを開けると、
「うわぁっ!!」
「「ゲホッ! ゲホッ!」」
なんと、ナギとマリアさんが倒れていた。
「お嬢様!! マリアさん!! しっかりしてください!! どうしたんですか!?」
「はやて……、そんな大きな声を出さないでくれ。頭痛いし、喉も体の節々も痛い……。やはり慣れない休みはとるべきではないな。」
「私も朝から体がだるくて……、やはり慣れない休みは禁物ですね。」
「(お2人が休み慣れていないのはここでも健在でしたか!!)」
2人ともパジャマ姿でベッドで寝ていた。
「まぁいいです。とりあえず何か温かいもの作りますので、お2人とも温かい格好しててください。」
「すまぬ、はやて。」
「すみません、はやて君。」
ハヤテは再び厨房へと向かう。
「(しかし、いきなり2人ともカゼでダウンとは……、長期休業恐るべしだなぁ〜……。)」
「ゲホッ!! ゲホッ!!」
すると、ナギやマリアさんとは違う、中年男性のような野太い咳が響いた。
「ん? この声はもしや……?」
そう思ったハヤテが後ろを振り返ると、
「よう、借金執事。」
マスクをつけて防寒着を着たホワイトタイガー猫・タマの姿があった。
「タマ、まさかお前も……。」
「そう。オレっちもカゼをひいたんだよ。」
「毛皮があって寒くないはずなのに?」
「やはり慣れない休みはダメだなぁ。生活習慣の乱れは万病の元だぜ。」
「(お前もかよ!!)全く、お嬢様やマリアさんだけでなく、まさかタマまでカゼをひくとは……。」
「ん? お嬢もカゼひいたのか?」
「あぁ、お嬢様もマリアさんも、休み慣れしてなくてカゼひいた。」
「借金執事は?」
「僕は元気だけど。とりあえず何か温かいもの作るから、タマもあんまりうろちょろしてないで大人しく寝てろ。」
「そう言って、本当はオレっちが寝た後にお嬢を襲うつもりだろ。」
「んなことするわけねーだろ。とにかく、大人しく寝てろ! 治るカゼが治らなくなるぞ!」
ハヤテはそう言うと、厨房へ急ぎ始めた。
「クシュン!!」
ハヤテが厨房のドアに手をかけた時、どこかからくしゃみの音が聞こえた。
その音でハヤテが振り向くと、シラヌイがふらふらとハヤテの元にやって来た。
「シラヌイ、どうした?」
「に、にゃー。」
嫌な予感がしたハヤテは、すかさずシラヌイを持ち上げると、体温を確かめた。
「うわっ!! 熱がある!! まさかシラヌイ、休み慣れしてないのか?」
「にゃー」
か弱くもしっかり返事するシラヌイ。
「(シラヌイも!?)とりあえず、タマとシラヌイは動物病院に連れていかないと。シラヌイ、大人しくしててね。」
そう言うとハヤテは、どこかから毛布を持ち出してシラヌイの体を包み込んだ。
「(まさかタマやシラヌイまで……、困ったなぁ、今日はクラウスさんも週4のバイトでいないし……。お屋敷メンバー全滅かぁ。 ……いや、このメンバーだけなのか!?)」
すると何を思ったのか、ハヤテは屋敷を飛び出し、練馬区内の住宅街を走り抜けていた。
「(まさか……、いやそんなことはないと思うけど……。)」
着いたのは、ナギが所有する木造アパート、ゆかりちゃんハウスこと「ムラサキノヤカタ」である。
「ヒナギクさん!! ヒナギクさんは大丈夫ですか!?」
急いで中に入ったハヤテの目に映ったのは、「ぬぬ〜ん」という擬態語がつきそうな、ソファーにもたれ掛かって座っているヒナギクの姿だった。
「「………………」」
そしてもたれ掛かっている頭を無理矢理上げるヒナギク。
「あ、おはようはやて君……、今日もいい天気ね」
その時のヒナギクの声は、いつもの伊藤静さんの凛とした声ではなく、天◯さんのような枯れた声になっていたと、後にハヤテは語る。
「今すぐ寝なさい!!」
「だ……大丈夫よ……。カゼなんて……。」
「薬で治してください!!」
「そうだぞヒナ。無理は良くない。」
「千桜さん!?」
そう言ってハヤテが振り向くと、完全に温かい格好をした、実はこの小説で初登場だったりする春風千桜の姿があった。
「「…………」」
「もしかして千桜さんも……?」
「完全にひいてしまった……、スマン。」
ということで、ハヤテと同じように有能な3人が全滅。
「後は西沢さんとカユラさんとアーたんだけか。」
「くちっ!!」
くしゃみをしたのは、白皇学院理事長・天王州アテネ。現在は訳あって4歳児のお姫さま・アリスとしてここで暮らしている。
「「…………」」
「アーたん? まさかカゼひいたんじゃないの?」
「ひ、ひいてなどいませんわ!! ちょっと頭と喉と関節に痛みがあるだけですわ!!」
「それがカゼだー!!!!!!」
天王州アテネ(アリスバージョン)、ダウン
「西沢さん!! 西沢さんは大丈夫ですか!?」
ハヤテが西沢さんの部屋のドアを開けると、
「ケホッ!! ケホッ!!」
「…………」
西沢さんはカゼで普通に寝込んでいた。
「あ、おはようはやて君。」
アニメ(『ハヤテのごとく!Cuties』)では仮病で休んだ西沢さん。しかし、今回はマジでカゼをひきました。
「(大丈夫じゃなかった!!)西沢さん、具合はどうですか?」
「ちょっと頭と喉が痛くて熱っぽいかな。」
この時の西沢さんの声は、いつもの高橋美佳子さんの明るい声ではなく、麻◯太郎さんよりも嗄れた声だったと、後にハヤテは語る。
「しかし大変だな、執事君。」
「その声は……」
と言ってハヤテが振り向くと、
「わっ!!」
そこには、壁に寄りかかって小鳥◯泉みたいな状態になっている、剣野カユラの姿があった。
「まさか……カユラさんも……」
「うん、カゼひいた。」
やはり声も小鳥◯泉だったと、後にハヤテは語る。
「(まさか屋敷とアパートでパンデミックとは……)とりあえず、このアパートの皆さんは大人しく寝ててください!! 僕が皆さんの薬などを買ってきます!!」
そう言ってハヤテは出掛けようとする。
ガラガラガラバンッ!! ドタドタドタッ!!
誰かがアパートに入って廊下を走ってくる。
キキーーーーッ
「ヒナ!! 1億5000万円の借金背負っちゃったからお金貸して!! 後、今日私の誕生日だから高級レストランに連れてって!! 勿論、アンタの奢りで!!」
「自分の妹の非常事態に何言ってるんですかお前はーーーー!!」
ハヤテは某酔いどれ借金教師をアパートの外に連れ出すと、彼の必殺技であるBダッ……『疾風のごとく』でその女をぶっ飛ばした。
「やな感じーーーーー!!!」
「まったく!! この女はまったく……!!」
「綾崎君の怒りが尋常じゃなかったな。」
「よっぽどあの事を根に持っているのね。」
酔いどれ教師よりハヤテの心配をする千桜とヒナギクであった。
To be continued…………
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