Re: ハヤテのごとく! Advance Generatio |
- 日時: 2016/01/05 09:46
- 名前: はやぶさ13号新青森行
- 改めまして、新年明けましておめでとうございます。はやぶさ13号新青森行です。
えっ、前回新年の挨拶したでしょ、と思う方もいらっしゃると思いますが、
前回の挨拶は執筆途中で後から付け足したものです。
なので、やり直しと言いますか、改めてきちんと挨拶しようということでこうなりました。
さて今回ですが、前説はありません。
前回のラストは謂わば前半戦終了、いや、バスケットボールでいう第1クォーター終了といったところでしょうか。
マリアさんによる爆弾処理作業、いや、地雷除去作業はまだまだ続きます。(どちらも意味は変わらない気がするが……)
それでは、本編スタートっ!!
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紀元前49年1月10日 古代ローマ
将軍ガイウス・ユリウス・カエサルは元老院に立ち向かい、意を決して、ルビコン川を渡った。
激動の21世紀、今こそ、大きな決断が求められる!!
プロローグ第5話「マリアさんの決断 〜三千院ナギに真実を話せ!!〜」
11月6日早朝
いつものごとく早起きして庭の掃除をするハヤテ。
彼に遅れること数分、マリアさんも起床して朝食の準備をし始める……
かと思いきや、マリアさんは正装であるメイド服に着替え終わると、ハヤテのいる庭の方に足を進めた。
そして、庭に到着。
マリア(以下マ)「おはようございます、ハヤテ君。」
ハヤテ(以下ハ)「あっ、おはようございます、マリアさん。珍しいですね、庭に来るなんて。いつもなら起きるとすぐに朝食を作りに厨房に行くのに。」
マ「まぁ、今日は日曜日(時代設定は2005年)ですから、ナギもいつも以上に寝坊するでしょうし、軽くハヤテ君と最終確認を行おうかと。」
ハ「最終確認…………? ああっ、昨日の話ですか、マリアさんがお嬢様に話すまで僕は口出しするなっという。」
マ「ええ、言葉は悪いですが、概ねそんな感じですわ。折角の日曜日ですので、たっぷり時間は取れるかと。 それでハヤテ君、本題に入りますが、本日ナギにも全てお話しします。ですのでハヤテ君、今日お使いという名目でこの屋敷から一時的に離れてくれませんか? 事情を話すと、多分ナギはハヤテ君を呼び出して事情聴取すると予想されますので。」
ハ「……まぁ、やりかねませんね、お嬢様なら。それでマリアさん、お使いって何処に行けばいいのでしょうか?」
マ「それならば問題ありませんわ。ちゃんとこの日のために用意しておきましたから。」
と言ってマリアさんは折り畳まれた1枚のメモ用紙をハヤテに渡す。
マ「一応、今すぐには必要ありませんが、いずれ必要になるものが書かれています。生のものは含まれていませんので、帰りに喫茶どんぐりでバイトしてきても構いませんよ。但し、屋敷に帰る時は必ず連絡してください。ナギには誤魔化しておきますから。」
バイトしてきても構わないと言ったのは、あくまでもナギに事情を理解してもらうための時間稼ぎであった。 マリアさんは、ナギを説得するのに最低6時間はかかると踏んだのである。さすがにハヤテが6時間も買い物に費やすとは考えられない。かといって、ナギの許可なく自分の一存でお暇を与えることはできない。そのため、先程の発言をしたのである。
ハ「わかりました。それで、いつ行けばいいのでしょうか?」
マ「そうですね…………。昼食が終わったら出発してください。ハヤテ君が屋敷を出たのを確認してからナギに話しますので。お金と買い物袋は出発する際に渡します。」
ハ「分かりました。迷惑をかけて本当にすみません、マリアさん。」
マ「確かに、ハヤテ君には多大なる迷惑をかけられましたね。」
グサッ!!
ハ「そうですよね、マリアさんに多大なる迷惑をかけましたよね、僕。」
体育座りで踞って(うずくまって)落ち込むハヤテ。
マ「そ、そんなに落ち込まないでください、ハヤテ君。私にも責任はありますし…………。」
慌ててフォローするマリアさん。
ハ「でも、僕がお嬢様やマリアさんに迷惑をかけたのは事実ですし…………。」
それでも落ち込むハヤテ。
マ「もうっ!! いつまで落ち込んでいるのですか!! 男の子ならシャキッとしなさい、ハヤテ君!!」
ハ「は、はいっ!!」
マリアさんの堪忍袋の緒が切れたので、慌てて返事をするハヤテ。
マ「ふぅ、でも、ナギや私に迷惑をかけたと責任を感じているのなら、ハヤテ君は大丈夫ですよ。告白を受け入れるにしても断るにしても、後でナギにちゃんと謝罪してくださいね♪」
ハ「はいっ!! わかりました、マリアさん!!」
マ「それでは、また後で。」
こうして二人は持ち場へ戻り、朝の仕事をこなした。
時は下って午後1時前
結局ナギが起きたのは正午頃。ハヤテが起こしに行った時にナギは目覚めた。 ハヤテが時計(長針・短針・秒針のあるタイプ)を持ってきて、時刻が正午であることをナギに示したところ、 ナギはハヤテからその時計を奪い取り、時計の針を動かして午前6時にしたのである。
引きこもり体質恐るべし…………。
その後は朝だと駄々をこねるナギをハヤテは粘り強く説得し、最早ランチとなってしまったブランチをナギは食べた。
そしてちょうど今、ハヤテは出発しようとしていた。朝渡されたメモ用紙と買い物袋、お金の入った財布を持って。
ハ「それでは、行ってきますね、お嬢様、マリアさん。」
ナ「うむ、気をつけて行ってくるのだぞ。」
マ「行ってらっしゃいませ、ハヤテ君。」
ハ「では、マリアさん、後のことは頼みました。」
マ「はい、任せてください。」
こうしてハヤテは、お屋敷から出掛けていった。
ナ「さぁて、部屋に戻ってPS〇の新作ゲームでもやるか。でもなぁ、たまに動かないんだよなぁ、あれ。やっぱりこの間楽〇で買ったニンテン〇ーDSの最新人気ゲームでもやるか。」
そうしてゲームをやる気満々のナギ。
ていうか、楽〇でゲーム売ってたっけ?
〇mazonってこの当時無かったっけ?
それはともかく、話を元に戻そう。
その時マリアさんは、神妙な面持ちでこう告げた。
マ「あの、ナギ、ちょっとお話がありますので、こちらに来てください。」
ナ「あ、あぁ……。」
普段だったら何でゲームさせてくれないのだっと反発するところだが、マリアさんの深刻な表情にただ事ではないと感じ取ったナギは、ただ返事するだけだった。
そして舞台は前回も登場したビリヤード部屋へ。
ナ「なぁマリア、何なのだ、話って?」
その発言に、今までナギに背を向けていたマリアさんは、ナギの方に振り向いてこう切り出した。
マ「もうナギにも全てお話ししましょう。ナギ、ハヤテ君と出会った時のことを覚えていますか?」
To be continued…………
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さて、ここからが重要な場面ですが、今回はここまで。
本当はマリアさんとナギの会話を最後まで載せるつもりでした。
しかし、マリアさんとハヤテの打ち合わせだけでスペースを埋めてしまい、その上ナギとの会話を入れてしまうと、途中で書ききれなくなってしまうと思ったので、次回との2部構成にしました。
さて次回、マリアさんから事実を聞かされたナギの反応や如何に。
それではまた次回お会いしましょう!!
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