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対象スレッド 件名: Re: 雛菊ノ疾風ヘノ告白奮闘記
名前: ハヤヒナ
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Re: 雛菊ノ疾風ヘノ告白奮闘記
日時: 2015/09/06 10:06
名前: ハヤヒナ

  六 ヒナギクと美希

アレから一週間が経ったが、告白出来ずにいた。
そんなある日、ヒナギクは珍しく、美希と生徒会の仕事をしていた。

ヒナギク 「珍しいね。美希が真面目に手伝うなんて。」
美希 「まあな。・・・・所でまだ、ハヤ太君に告白していないのか?」
ヒナギク 「・・・・・・・・!!!!!!!!」
その言葉で、ヒナギクは顔を紅くした。
美希 「やはり、まだか・・。」
ヒナギク 「悪かったわね。まだしなくて・・・!!」
美希 「早くしないと、誰かに取られてしまうぞヒナ。」
ヒナギク 「分かっているわよ。ハル子や愛歌さんにも同じ事を言われたから。」

その後、黙々と仕事を続けた後、ヒナギクは美希にある事を尋ねた。
ヒナギク 「ねぇ美希。何時、私がハヤテ君の事を好きになったのを気付いたの・・・?」
美希 「それはだなヒナ。ほら、ハヤ太君が一日だけ制服だったことがあっただろ。」
ヒナギク 「ええ。」
美希 「その日の朝、私がヒナに今日までの書類を渡しに行ったら、
    ヒナとハヤ太君が仲良く並んで、エレベーターから出てきただろ?」
ヒナギク 「そ、それで!?」
美希 「その質問にヒナは、私から離れてハヤ太君とこそこそと話していたからな。」
ヒナギク 「・・・・・・・・・・・・・。」
美希 「そして、私、理沙と泉が初めて、歩君とあった日・・・・・。」
ヒナギク 「あの日って・・・、私の誕生日プレゼントを探していたんでしょ。」
美希 「ああ。でもヒナはバレタインデーの日に歩君と会ったんだろ?」
ヒナギク 「そうよ。」
美希 「で、ハヤ太君と歩君と別れた所で、ヒナと出会っただろ。」
ヒナギク 「そうだったわね・・・・。」
美希 「それで、私達がハヤ太君の事を話したら、ヒナは動揺して、顔を真っ赤にしてたからな。
    それと誕生日会のとき、ハヤ太君からプレゼント貰ったって聞いたときも同じだったからな。」
ヒナギク 「そ、それで気付いたの?私がハヤテ君の事が好きなことに・・・。」
美希 「ああ。で、ヒナは何時、自分はハヤ太君が好きって自覚したんだ?」
ヒナギク 「誕生日の日の夜よ。ハヤテ君に支えられて、テラスから夜の美しい景色を見たの。」
美希 「だからヒナは次のひ、テラスの前で渦巻くっていたのか。」
ヒナギク 「そうよ。それで、ハヤテ君の言葉で気付いたの。

     『この風景は初めて会った時、ヒナギクさんが僕に見せてくれたものなんですよ。』

     『理由はあったかもしれないし なかったのかもしれません』

     『人から見るとずいぶん不幸に見えるかもしれませんし 心に深い傷もあるのかもしれません』

     『でも…今いる場所は… それほど悪くはないでしょ?』

      この言葉でやっと、私はハヤテ君が好きな事に自覚したの・・・・・。」
美希 「そうだったのか・・・。」
ヒナギク 「そうよ美希。」


この後、ヒナギクと美希は黙々と、生徒会の仕事を続けるのであった。