Re: 雛菊ノ疾風ヘノ告白奮闘記 |
- 日時: 2015/10/07 16:30
- 名前: ハヤヒナ
十一 運命の誕生日前日 1
話は三日前に遡る。此処は鷺ノ宮家の屋敷。
此処でナギはある人物と電話をしていた。 ナギ 「そうか。では頼んだぞ千桜。」 ある人物とは千桜であった。千桜はあの後、鷺ノ宮家にいるナギに電話していたのであった。 マリア 「どうでしたかナギ。」 ナギ 「マリアか。思っていた通り、ハヤテはやっとヒナギクが好きな事に自覚したらしい。」 マリア 「そうなんですか。」 ナギ 「ああ。一回、告白しようとしたらしいが邪魔が入って辞めたらしい。」 咲夜「それでナギは本当に良かったんか?」 ナギ 「ああ。あのときの事は誤解って分かったからな。悔しいが後悔はしていないさ。」 伊澄 「流石ねナギ。」 ナギ 「ハムスターとルカもハヤテの事、諦めたって千桜が言っていたからな。」 マリア 「西沢さんとルカさんが?」 ナギ 「ああ。ハヤテは気付いていなかったが、ハヤテと千桜の話を物陰で聞いていたって千桜が言っていたからな。」 マリア 「それにしてもナギ。こんなウソを付いて大丈夫なんですか。」 ナギ 「海外の事は嘘だが、リフォームは本当なんだから大丈夫だろ。」
そして、現在。ハヤテの誕生日前日となった。
とある場所に生徒会メンバー(ヒナギク除く)が集まっていた。 千桜 「・・・・本当に世話が妬けるな。あの二人には・・・・。」 愛歌 「いいではありませんか千桜さん。会長が綾崎君の事を好きなのは分かっていたんですから。」 泉 「そうだよちーちゃん。あーちゃんの言う通りだよ。」 理沙 「泉の言う通りだな。ハヤ太君もヒナの事が好きって分かったからな。」 千桜 「確かにそうですね。」 美希 「ヒナの事だ。明日のハヤ太君の誕生日に告白するな。」 愛歌 「告白して両想いと分かったらバッチリですね。」 美希達はこの後、明日のハヤテの誕生日について、どうするかを話し合っていた。
因みに三日前のナギとの電話を終えた後の千桜の呟いたセリフは、
『・・・・本当に世話が妬けるな。あの二人には・・・・』
であった。
その頃、レンタルビデオ・タチバナでは・・・・・・。 サキ 「暇ですね若。」 ワタル 「そうだなサキ。」 ・・・・・・・・暇そうにしていた。
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