Re: 雛菊ノ疾風ヘノ告白奮闘記 |
- 日時: 2015/08/10 16:40
- 名前: ハヤヒナ
一話 雛菊の恋心
『私、ハヤテ君が好きなんだ・・・・・・。』
一年前の三月三日、十六歳の自分の誕生日にヒナギクは気付いた。
・・・・・・いや、『やっと気付いた』と言った方が正確かもしれない。
もっと正確に言えば、初めてあった時からも知れない・・・・・・。
桂ヒナギクは、同じ境遇を持っている綾崎ハヤテが好きなことに・・・・・・。
そんなヒナギクは今、好きな人であるハヤテと喫茶どんぐりでバイト中であった。 ・・・・・・それともう一人、恋のライバルである親友の西沢歩である。 自分を含むその三人で、ヒナギクはバイトをしていた。
ハヤテ 「お客さん、中々来ませんね。」 ヒナギク 「そうね。お客さんが来ないから暇ね。」 歩 「そうですね。」 三人はカウンターの椅子に座りながら、コーヒーを飲んでいた。 因みに席の順は、左からヒナギク、ハヤテ、歩の順であった。
自分の誕生日に恋心に気付いたヒナギクは歩にも、他の女の子にも負けたくなかった。
綾崎ハヤテが好きな事に、誰にも負けたくなかったのであった。
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