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対象スレッド 件名: Re: MY LOVER 〜トクベツナヒト〜(一話完結・旧作)
名前: 明日の明後日
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Re: MY LOVER 〜トクベツナヒト〜(一話完結・旧作)
日時: 2016/01/24 19:12
名前: 明日の明後日

こんにちは、明日の明後日です。寒くて外に出るのも億劫になる今日この頃ですが、知らない間に感想を頂いていたようです。
というわけでレス返しをば。



どうふんさん

感想ありがとうございました。返信が随分と遅くなってしまって申し訳ありません。

さて、たっぷりとした感想を頂いておきながら恐縮ですが、瑞穂さんへの返信の中でも話しましたように、本作原文を書き下ろしたのは既に6年も前のことですので以下略。
要領を得ない返信となってしまうかもしれませんが、ご容赦くださいませ。


> 桜さんとのデートの最中にヒナギクさんのことを繰り返し思い出し、桜さんと対比ししているハヤテをどうと捉えるべきでしょうか。
> (考えようによっては、桜さんに対し、実に失礼な話です)

少なくとも、ハヤテに桜とヒナギクを比べているという意識はないし、私もそのような意図を持って文章を書いた訳ではなかったはずです。
ただ、言われてみれば確かにその通りというかなんというか……は、話の構成上仕方なかったんだよ、きっと(震え声


> ヒナギクさんとお付き合いしていた当時のハヤテは、「特別って何だ」そんなことを大真面目に論理的に考えていますが、これはヒナギクさんの焦燥にあまりに無神経だとしか思えません。
> 一方で、ヒナギクさんが周囲の男性を惹きつけていなかったとは思えないのに、そのことには無関心だったのか。少なくとも同様の想いを持って、相手を思いやる気持ちは持てなかったのか。その点が残念です。

この点に関しては、付き合っていた――というか良好な関係を維持していた頃のハヤテとヒナギクの心理や、関係性構築に至るまでのプロセス等を特に掘り下げていないのでなんとも言えません。
ただ、ヒナギクはアプローチを掛けてきた相手には誠意のある対応をするでしょうし、その点でハヤテが安心しきっていたというのはあるのかなーと。
言い寄ってきた男性にキッパリ断りを入れるというヒナギクのスタンスを知っていて、それでもなおハヤテが不安がってアタフタする様子は私には(恐らく当時の私にも)イメージできません。



> 今のハヤテは桜さんを「特別な人」としていますが、その付き合い方は、当時のヒナギクさんとそれほどの差を感じません。「認識」こそ違っていますが。
> そして桜さんですが、ヒナギクさんと似ている、というより、置き換えてもさほど違和感がありません。
> ただ、桜さんは不満を言いながらもハヤテを受け入れることができ、ヒナギクさんは我慢できなかった、という違いでしょうか。ただ、それさえ当時のハヤテが、あるいはヒナギクさんが気付いていれば(つまり今の「認識」でいれば)別れる必然性はなかったのでは・・・。

高校生当時のハヤテとヒナギクの付き合い方をどの辺りから読み取ったのか(描写してないので)正直分からないのですが、少なくとも桜とヒナギクを置換することはできないというのが私の見解です。
本作の桜の位置にヒナギクを、ヒナギクの位置に別の誰かを据えて似たようなお話を作ることは恐らくできると思いますが、ハヤテと桜のやり取りをそのまま流用することは(時間経過による文章力、構成力の変化に関わらず)私にはできません。
私としては、桜のキャラクター性はヒナギクよりもむしろ泉に近いものになっていて、ヒナギクと桜のキャラクター性には明確な差異があると捉えてます。とは言え、桜のキャラクター性を深く掘り下げることはできていないんですけどね(汗



> ただ、この鈍感にして不器用な男はヒナギクさんが「特別な人」であることに気付いていなかったのでは。
> 桜さんの容姿がヒナギクさんに似ているとは気付きませんでしたが、結局のところ、ハヤテはヒナギクさんと別れて初めて失ったものの大きさに気付き、今でもヒナギクさんの面影を追いかけて桜さんと付き合っているのではないか・・・。

このお話の裏、というか背景では実はそんなような話題で一悶着起きていてですね…
ハヤテと桜が出会ってから恋人関係になるまでのお話を(当時は)長編で書く予定だったんです。
そのお話の中では、桜の容姿がかつての恋人であったヒナギクに似ていることやヒナギクとひどい別れ方をしてしまったことなどがハヤテの中に「本当に自分は桜のことが好きなのか?」という葛藤を生んで云々あって、最終的には「ヒナギクのことは関係なく、自分は桜のことが好きなんだ」というところで決着が付いたことになっています。
ぶっちゃけた話、恐らくどうふんさんの抱かれたしこりなり疑問なりはほぼ全てバックグラウンドのお話の中で解消されています。

ただ、バックグラウンドが分からないように書いてあるというか、このお話を>>0の内容だけで単作として完結させるため、これとは別にエピソードがあるということを想起させるような描写をそもそも入れていないので、どうふんさんの「ハヤテはヒナギクの幻想を追いかけている」という解釈も必然ではあるのかなと。

ちなみに、ここまで話しておいて恐縮なのですが、本作のバックグラウンドとなるお話を書く予定はありません。というか諦めました(汗



> それと、別れたハヤテとヒナギクさんは、高校生活においてさえ接点がなくなってしまったようですね。これはヒナギクさんがハヤテに愛想を尽かしてしまった、ということでしょうか。そこのところが、ちょっと気になります。

その認識が適切かなと。ただ、全く接点がなくなったわけではなくて事務的なやり取りくらいはあったんじゃないかなーと思います。



この辺りで。長文失礼しました。

明日の明後日でした。