Re: 絶対に負けないんだから!(仮) |
- 日時: 2015/03/04 19:03
- 名前: S●NY
- どうもS●NYです。
旧作のシチュエーションを引き継いだ作品ということですが、申し訳ないことに僕の記憶からは抜け落ちてしまっていまして。 そのかわり新鮮な気持ちで今作品を読ませて頂きました。 ヒナギクがレストランでしょうかね。に誘われてから、ヒナギクの帰宅後までが本作の舞台ですけれども、一番印象に残ったのは、疑似三人称形式を使って書かれている点です。 個人的にこの形式の文章は好きでして、特にこの作品のように「ヒナギクの誕生日における」小説ともなれば、ヒナギクを深く掘り下げるまでいかずとも、ヒナギクの心理描写はなくてはならないものではと思います。 ここで、三人称ではなく疑似三人称を使った点が凄いなと感心するものでして、ひとつ疑問が出てくるとすれば、なぜあえて一人称ではなく、疑似三人称を選択したのだろうかということです。 一人称視点のデメリットは情景描写が控えめになってしまうとういう点ですが、今作品を見ても非常に丁寧な情景描写をなさっています。それは疑似三人称視点を非常にうまく使用していらっしゃるためなんですが、とすると、すごく緻密な文章ですのでその情景描写からヒナギクの心理を説明しているのでしょうか。三人称視点であれば、ドレスコードが必要なポツンと佇む建物とはなんだ。と思うところですが、疑似三人称においてそんな描写はどうでもいいですし、擬音をもちいる際に、ひらがなを使った点もどういう意図があってやったのか意見を聞いてみたいです。
ストーリー展開は起伏が少ない感じはしましたが、ヒナギクの誕生日という特別な日にあえて普通の物語を書かれたというのは、安心して読むことが出来ました。 それでもヒナギクは一歩前に進んでいますし、そもそもパンチの効かせたコンセプトの作品では無いと思っています。 ヒナギクの誕生日という非日常の中で日常を描くことは、読んでいて楽しいですし。ほのぼのしました。 僕はハヤテと絡むときのヒナギクが大好きなので、こういった形でハヤヒナの新しい絡み、新しい可能性を見せていただいて非常に感謝しています。 唯ひたすら、とても面白かったです。ありがとうございました。 連載中の作品も頑張ってください。応援しています。
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