Re: 綾崎家物語 |
- 日時: 2015/01/20 10:49
- 名前: ハヤヒナ
プロローグ:始まり
時は三月。温かくなり、少し肌寒いけど風が気持ちいい季節となった。
白皇学院も無事に卒業し、新たな一歩を踏み出していた。
そんな中、ハヤテとヒナギクはあの木の下にいた。
ハヤテ 「あっという間でしたね。」 ヒナギク 「そうね。ハヤテ君も卒業できて良かったね。」 ハヤテ 「ええ。出目かと思いましたが、ヒナギクさんのお陰ですよ。」 ヒナギク 「そんな事ないよ。ハヤテ君が頑張ったからよ。」 ハヤテ 「そうですか?」 ヒナギク 「そうよ。」 当初、ハヤテは成績が危なく卒業はミリと思ったが、自分の努力とヒナギクのお陰で難を免れたのであった。
ハヤテ 「それにしても、付き合ってからいろんな事がありましたね。」 ヒナギク 「そうね。いろんな事があったわね。」 ハヤテとヒナギクは付き合っている。付き合い始めたのは、去年のバレンタインデー。 場所は、今いる場所と同じ木の下。ハヤテとヒナギクの初めての出会いの場所でもある。 この日、やっとの思いで勇気が出たヒナギクは、ハヤテに愛の告白をしたのであった。 ・・・・・・そして、ハヤテとヒナギクは付き合う事となった。
ヒナギク 「・・・で、用事って何なのハヤテくん。」 ハヤテ 「それはですね・・・。コレですよ。」 そう言って、ハヤテはポケットから四角の箱を取り出し、蓋を開けた。 ヒナギク 「!!? ハヤテ君、コレって・・・・・・!!?」 ハヤテ 「ヒナギクさん、僕と結婚して下さい。」 ヒナギク 「・・・・私なんかで本当に良いの?」 ハヤテ 「勿論ですよ。」 ヒナギク 「・・・・私もハヤテ君じゃないと、駄目だから・・・・」 ハヤテ 「じゃあ・・・・、」 ヒナギク 「・・・・宜しくお願いします。」
そして、三ヶ月後の六月六日。ハヤテとヒナギクは結婚したのであった。
それから、十数年の時が流れた。
真人 「お早う。父さん母さん。」 花蓮 「お父さんお母さん、お早う。」 ハヤテ 「真人、花蓮、お早う。」 ヒナギク 「朝食出来てるから、早く食べなさい。」
現在、四人家族となった綾崎家の新たな物語が始まるのであった。
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