文章チェックフォーム 前画面に戻る

対象スレッド 件名: Re: 名も無き慕情(最終話更新+後書き)
名前: 明日の明後日
誤字を見つけたら
教えてください

悪戯を防ぐため
管理人の承認後に
作者に伝えます
誤った文字・語句 
          ↓
正しい文字・語句 
【参考】対象となる原文

Re: 名も無き慕情(最終話更新+後書き)
日時: 2015/06/18 21:38
名前: 明日の明後日

こんばんわ、明日の明後日です。レス返しです、この単語がもはや懐かしい(笑


>きはさん

感想ありがとうございます。なんだか褒めちぎっていただいてしまったようで恐悦至極といったところです。


> 連載開始の頃から拝見しておりましたが、無事に完成へと至って何よりです。
> 特に終盤の怒涛のペースには思わず舌を巻きました。やっぱ自力が違うのかなぁとw

最終話付近の更新ペースには自分でもびっくりしてるくらいですw一週間経たないで三回も更新とかやれって言われても無理ww
茶室でも少しお話しましたが、そもそもとしてこのお話は初めにエンディングを思い付いて、そこから膨らめていったという経緯があります。
当初から思い描いていたシーンの近くだということで、モチベーションが高まってたせいだと思ってます。それを自力と呼んでいいかどうかはひとまず置いておくとして(汗


> 本作は一人称を用いて多角的に世界観を表現されましたが、その構成力がすごいと感じました。
> 読み始めた当初は「あれ?オムニバス形式かな?」と錯覚するほど、時系列と書き出しを絶妙にずらし、ハヤテを取り巻く人間関係と同様に一筋縄でいかせない手腕はさすがだと思いました。

世界観と呼べるようなものが本作にあるかは私自身よく分かりませんが、多角的な表現ができていたこと、時系列をずらすことで先を読ませない構成にできていたことが分かって胸を撫で下ろす思いです。
書き出しをずらしたのは私個人の変なこだわりというか、本筋とはそれほど関係ないところからお話を始めた方が技巧派っぽく見えてかっこいいからというだけの理由ですが(笑)、それもお話の構成を形作るのに一役買っていたようで棚から牡丹餅というかなんというか。
後書きでも述べたように、主だった工夫のひとつなので評価していただけたようで嬉しい限りです。


> 突き詰めてみると、ヒナギクがハヤテに剣道部の朝練を付き合ったことから話は始まるんだなぁ。ナギとの剣道といい、最後のマリアとの会話といい、ヒナギクもこのお話を動かしている一つのファクターなんでしょうね。

確かにその通りですね、言われるまで気付きませんでした(笑
八話目でのマリアとの対話は当初は予定していなくて、というか八話目のエピソード自体がそもそも存在していなくて「このままだとナギをボコボコにしただけでヒナギク退場やんwしかも失恋確定だし、扱いひどすぎるわw」という考えから生まれた(プロット的には)後付されたお話だったのです。
結果的には物語全体の自然な繋ぎとなり、かつ物語を押し進める最後の一押しになったと思うので、書き上げるのは苦労しましたがその甲斐があったなと思います。
そしてその最後の一押しをしたのがヒナギクであり、またきはさんのおっしゃるようヒナギクがハヤテを剣道部の練習に誘ったところがお話の起点になっている部分もあるので、もしかするとこのお話の影なる支配者(謎)は実はヒナギクなのかもしれません。なんや全然扱いひどくないやん!(必死



> でもなんだかんだ言ったって、後書きでナギが主人公という話は非常に納得できました。マリアも解雇にさせるとは予想できなかったからです。
> ナギ視点でのお話は1話と7話の2回ありました。1話ではハヤテとマリアの関係を知ってしまったことへの葛藤。7話では2人を信頼した上で2人を解放(という表現が正しいのか・・・)する。
> 本来ならもっともっと、ナギのモノローグを増やしたりするのかなと思ったのですが、そこを剣道(一方的)やヒナギクとマリアの会話のシーンを使うことで立体的に表現したことが凄いなと。

そこに共感を示していただいただけで、作者としてはもう頭の上がらない思いです。
単行本一巻巻末プロフィールのマリアさんの項で「ナギにとって世界で一番大事な人」という一節があるのですが、その設定が私としては大好きな訳です。そして、普段は甘えていてもいざとなればナギはマリアさんを第一優先に行動するだろう、という個人的な見解からこのお話が生まれたのです。確かそうだったはず(うろ覚え
一話目では「マリアとハヤテの関係を知った」というよりかは「マリア→ハヤテのベクトルがあることを知った」と言った方が適切かなと思います。七話目について、解放という言葉には私も違和感を覚えますが、他にそれらしい言葉も見つかりません。ニュアンスは確かにそんな感じですね。
ナギはこのお話の中では登場人物の誰よりも頭を悩ませたはずで、その心理もきっちり書きたいという思いはあったのですが、今回はオチを隠すという部分を優先しナギの葛藤についての描写は七話目程度のものとなりました。これでオチがバレバレだったら目も当てられませんが、隠し果せたようで一安心。
立体的な表現という何やら恐ろしげなお言葉を頂いてしまいましたが(笑)、高くご評価いただいたようで却って萎縮するような思いです。


> ヒナギクとナギの剣道ですけど、なぜか「帰ってきたドラえもん」でのび太がジャイアンにケンカを挑むシーンとダブってしまった。
> ハヤテが「四次元ポケットをもたないドラえもん」という公式設定だから仕方ないんですかねぇ・・・。

言われてみればw
イメージというか状況というか、確かによく似ていますねww
読者に指摘されて気付くことの方が多い作者(汗



それでは、まとまりを欠きますが以上を以ってレス返しとさせていただきます。
繰り返しとなりますが、きはさん、感想どうもありがとうございました。またお会いしましょう。


明日の明後日でした。