Re: 疾風と雛菊、幼き想い想う記憶 |
- 日時: 2014/11/01 10:34
- 名前: ハヤヒナ
〇六 ・・・・ある相談
ハヤテとヒナギクが買い物をしている中、三千院家ではある相談が行われていた。 マリア 「ナギ。六日後のハヤテ君の誕生日どうしますか?」 ナギ 「そうか。そう言えばそうだったな。それにしても執事自習と重なるとはな。」 マリア 「それにその日は、シツジバトル大会もあるんでしたよね。」 ナギ 「ああ。バカな理事がまたも開くと言ってな。」 マリア 「ナギは良かったんですか?」 ナギ 「ああ。執事自習でハヤテは今、ヒナギクの執事だからヒナギクの執事として出るのは当然だからな。」 美希 「で、ハヤ太君の誕生日どうするんだ?」 ナギ 「それはだな。・・・・・・・って花微、何時の間に?」 理沙 「美希だけじゃなく、私もいるぞ。」 泉 「私も♪」 マリア 「花微さん達、、いらしていたんですか。」 美希 「ああ。で、ハヤ太君の誕生日どうするんだ?」 ナギ 「ハヤテに気付かれないようにするのは簡単だが、問題はヒナギクだな。」 泉 「ヒナちゃんなら問題ないんじゃないかな♪」 理沙 「泉の言うとおり、問題ないと尾思うぞ。」 ナギ 「確かに。取り合えずそうしとくか。」 マリア 「それそうと、ハヤテ君の誕生日の会場は此処にしますかナギ。」 ナギ 「ああ。」 六日後のハヤテの誕生日パーティーの会場は、三千院家で行う事にした。
因みにあの時の誤解は、既に解決済みなのであった。
そして、あっという間に時間は流れ、九日の木曜日となった。 今日もハヤテはヒナギクの執事として頑張っていたのであった。殺意の篭った視線を感じながら。 と言っても、普段とは変わらない日常を過ごしていくのであった。
その日の夜。 ヒナギク 「ハヤテ君、いよいよ執事バトル大会明後日だけど、体調は大丈夫かしら?」 ハヤテ 「大丈夫ですよヒナギクさん。」 そう言っても、ハヤテとヒナギクはあることで不安だった。 それは、夢であった。 ハヤテもヒナギクもまだ、あの時の子が誰なのか思い出せずにいた。 唯一思い出したのは、約束だけだった。と言っても内容までは覚えていないが。 それと判れる前日、タイムカプセルを埋めた事も思い出せていない。何かをしたのは覚えているが。 そして、一番重要なのは、お互いに恋していた事であった。お互い、大好きなのであった。 それらを思い出せずに、ハヤテとヒナギクは今に至るのであった。
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