Re: 疾風と雛菊、幼き想い想う記憶 |
- 日時: 2014/10/24 10:36
- 名前: ハヤヒナ
〇三 執事自習スタート!!
次の日。十一月二日。ハヤテの執事自習が始まった。 ヒナギクの家で二週間、ハヤテはヒナギクの執事なのである。 その二週間には、色んなイベントがある。 一つは第二回執事バトル大会が開かれる。そして、今月は・・・ハヤテの誕生日でもあるのだ。 当の本人は気付いていないが。さらに執事バトル大会がある日は、ハヤテの誕生日でもあった。 ヒナママ 「じゃあ綾崎君。今日から二週間、ヒナちゃんの事宜しく頼むわね。」 ハヤテ 「任せて下さい御母様。ちゃんとヒナギクさんをお守りします。」 ヒナギク (ハヤテ君・・・・・。) ハヤテの言葉に、ヒナギクは顔を紅くした。 そして、ヒナママは出張がある為に出かけていた。
ハヤテ 「あのヒナギクさん、先ずは何をすればいいですか。」 ヒナギク 「そうね。じゃあ喉が渇いたから、紅茶でも淹れてくれるかしら。」 ハヤテ 「分かりました。」
数分後。
ヒナギク 「美味しいわハヤテ君。」 ハヤテ 「それは良かったです。所でヒナギクさん。二週間、僕は何処で寝ればいいんですか?」 ヒナギク 「あの離れは今は使えないのよ。私の隣の部屋を使って。」 ハヤテ 「分かりました。」
そして、夜。入浴も済ませ晩御飯も食べ終え、リビングでのんびりしていた。 ヒナギク 「ねぇハヤテ君。今度の執事バトル大会、ハヤテ君は出るの?」 ハヤテ 「ええ。借金はなるべく早く返したいですから。今はヒナギクさんの執事ですから、 ヒナギクさんの執事として出ますが、駄目ですかヒナギクさん。」 ヒナギク 「駄目じゃないわハヤテ君。頑張ってねハヤテ君。」 ハヤテ 「はいヒナギクさん。 あ、ヒナギクさん。何時行きます?」 ヒナギク 「何処へ?」 ハヤテ 「買い物の約束ですよ。確か十一月の最初の日曜日でしたが・・・・。」 ヒナギク 「そうだったわね。じゃあ予定通り、日曜日にしましょ。」 ハヤテ 「分かりましたヒナギクさん。何時にしますか。」 ヒナギク 「そうね。個人的な買い物だけだから、昼食を食べてからにしましょ。」 ハヤテ 「そうですね。」 こうして、日曜日に買い物に行く事にしたハヤテとヒナギクであった。 因みに今日は木曜日であった。
そして、十時過ぎ。ハヤテとヒナギクは眠ったのであった。
ハヤテ 「僕、ヒナちゃんの事が大好きだよ。」 ヒナギク 「私もハヤテ君の事が大好きだよ。」 今日もハヤテとヒナギクはお互いに思い出せないまま、幼い頃に出会った夢を見るのであった。
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