Re: 疾風と雛菊、幼き想い想う記憶 |
- 日時: 2014/10/21 16:59
- 名前: ハヤヒナ
〇二 あの日の・・・・・・・・・
ハヤテの執事の自習先は、ヒナギクと決まったのであった。 ナギ 「と言う訳でヒナギク、明日からいいか?」 ヒナギク 「いいわ。」 ナギ 「そうか。ではハヤテ、明日からヒナギクの執事として頑張るのだぞ。」 ハヤテ 「分かりましたお嬢様。それで何日間なんですか?執事自習は。」 ナギ 「まだ言ってなかったな。期間は二週間だ。」 「「に、二週間!!!!!!」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 因みにヒナギクを除いて、三千院家に来ていた皆は用があって、美希以外は帰っていた。 美希 「ほう。二週間とは長いな。」 ハヤテ 「お嬢様、二週間は長すぎではありませんか?」 ヒナギク 「そうよ。二週間は長いわ。」 ナギ 「そんな事はないがな、マリア。」 マリア 「決まりなんですよ。三千院家の執事自習期間は二週間のは。」 ハヤテ 「そうなんですか。」 ヒナギク 「で、でも・・・・」 ナギ 「でも何なのだヒナギク。」 ヒナギク 「だってあの時はみ・・・・・!!!!」 言いかけたが、あの時の事を思い出し止めた。ハヤテの方を見ると、顔が紅くなっていた。 ナギ 「あの時はみ、って何のことだヒナギク。」 マリア 「何でハヤテ君、顔を紅くしてるんですか?」 ハヤテ 「それはですね・・・」 ナギ 「どう言う事なんだヒナギク。」 ヒナギク 「そ、それはねナギ、」 ハヤテとヒナギクは困り果てた。
が、あの日の事を話したのだった。 マリア 「じゃあハヤテ君、あの時はヒナギクさんの所へ泊まったんですか。」 ハヤテ 「ええ。離れの方に。」 ナギ 「何故黙っていたんだ。」 ハヤテ 「言える筈はありませんよ。」 ヒナギク 「言える筈はないでしょ。」 ナギ 「確かに言えないな。」 マリア 「花微さんは知っていたんですか?」 美希 「なんとなくだがな。ヒナとハヤ太君の様子がおかしかったからな。」 ヒナギク 「美希は分かっていたのね。」 美希 「ああ。それに安心していいからな。この事はほかの人には言っていないから。」 ハヤテ 「助かります花微さん。」 ヒナギク 「助かるわ美希。」 美希 「友達だからな。」 この後、ナギとマリアもだまっていてくれると言い、安心したハヤテとヒナギクであった。
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