Re: 兄と娘と恋人と |
- 日時: 2014/06/04 18:03
- 名前: タッキー
- ハヤッス!!
タッキーです。 ちなみに今試験期間ですorz 前回の書いてたときは長く感じたけど読み直すと全然長くないですね。 実は前回途中だったのに間違えて投稿しちゃったんですよ。 書き直しができてよかったです。 今回はオリキャラがでます!それでは更新!
「今日、このクラスに転入生がきます!」
「ワアアアアァァァァァ!!!!!!」
なんだか前にも同じような展開があったが、 担任の雪路の言葉にクラスから歓声が上がっていたころ、
「ヒナのやつ、元気にしてるかな?」
転入生はここのクラスメートの名前をつぶやいていた。
第2話 『兄妹』
これは1日前の話
「ただいま戻りました〜」
ヒナギクに励まされたあと、 ナギからの電話もあり、三千院家に戻ってきたハヤテ。 部屋に戻っている途中、 遅くなったことを主に追求され、、
「あぁ、ヒナギクさんの手伝いをしていたんですよ。」
ピタッ
ナギが歩みを止めたのに気づいて後ろを見てみれば、 なんだか凄い殺気を放っている自分の主の姿が。 当然、ハヤテには何が原因かも分からず、
「あ、あのぉ〜?どうかなさいました?お嬢様?」
プチッ
(何この音?デジャヴ?)
間違ってはいないのだが、理解してほしいのはそこじゃない。
「ハ・・・ハッ・・・」
「歯?」
「ハヤテのバカーーーーー!!!!!!」
ナギの渾身の回し蹴りが炸裂し、ハヤテはしばらくそこにうずくまっていて、 マリアは聞こえてくるいつものお約束に半ば呆れながら夕食を作っていた。
一方桂邸 (私ったら、なんであんなこと。 あれじゃまるでプロポーズじゃない!) こちらは違う意味でベッドにうずくまっていた。
そして翌朝
「学校にいくぞ。ハヤテ。」
「えっ!?ええええええぇぇぇぇぇっっっっ!!!! どっ!どうしたんですか?お嬢様? もしかして具合が悪いとか!」
このようにナギが自分から学校に行こうと言うなどとても珍しい。 良いことのはずなのに本気で心配しているハヤテにナギは頬を思いっきり膨らませる。
「私が行くと言っておるのだ!さっさと行くぞ!ハヤテ!」
「はっ!はいっ!!」
「ちょっとナギ!あなた朝食は!?」
いつものように騒がしくも微笑ましい三千院家の日常。 ちなみに何故ナギが学校に行くと言い出したかというと ハヤテをヒナギクに取られないようにということらしい。
「おはようございます。」
「おはようハヤ太君。 おっ!今日はナギちゃんも来てるじゃないか。おはよう」
「おはよう。」
教室に入ってハヤテが1番最初に声をかけたのは花菱美希。このクラスの副委員長ブルーだ。 そのあとハヤテは席につくと、いいんちょさんレッドこと瀬川泉に声をかけられた。
「おはよ〜ハヤ太君♪実は今日、転入生が来るらしいよ♪」
「あ、おはようございます、瀬川さん。その話本当なんですか?」
この時期に転入してくる人は珍しいのでつい疑ってしまう。
「本当だぞハヤ太君。今朝、雪路が 転入生が来るのにヒナがお金貸してくれなーい と叫んでいるのを我々は聞いているからな。」
突然入ってきた風紀委員ブラック、朝風理沙の発言は若干信憑性に欠けるが、とりあえず 転入生が来ることは本当のようだ。クラスを見渡してみるとその話題で結構盛り上がっていた。
「へぇ〜、それじゃ仲良くできるといいですね。お嬢様。」
この機会に少しでも友達を増やしてもらおうと主人に話を振ってみるが
「興味ない。」
一蹴された。
「あっ、でもヒナより頭いいらしいぞ。ここの試験も満点でパスしたらしい。」
「「えっ!?」」
さすがにこの言葉にはハヤテだけでなく、ナギも驚いた。
「それは本当か!?」
ヒナギクよりも頭がいいことも信じられないし、ましてや天下の白皇学院の編入試験を満点で合格するなんて、あのマリアからも聞いたことがない。
「本当らしいよ♪職員室でも先生たちが ヒナちゃんより優秀な生徒が来たって話でもちきりだったし♪」
「あら、それは興味深い話ね。」
振り返るとさっきまで話題の中にいた生徒会長がたっていた。
(((((マズい!!!)))))
「これは一回手合わせ願いたいわね」
皆さんご存知の通り白皇学院生徒会長、桂ヒナギクは負けず嫌いなのである。
「一体どんな人なのかしら?」
その目はなんというか殺る気満々だった。
「はい、みんな〜、席について〜。ホームルーム始めるわよ〜」
ナイスなタイミングで、雪路がなんだか嬉しそうな声で教室に入ってきた。そして
「今日、このクラスに転入生がきます!」
これからが冒頭の部分である。
「そういえば桂先生、ご機嫌ですね。 もしかして昨日お金貸したんですか?」
「バカっ!そんなわけないでしょっ!」
「それじゃぁ、どうして」
ハヤテは実はヒナギクの隣の席だったりするわけで、 そんな二人を見てご機嫌斜めなお嬢様もいたりする。 するとクラスの方では
「男?女?」 「男の子よ!」
男子からはなんだか残念そうな声が聞こえたが、 それを無視して女子たちが雪路に質問を続けていく。
「その子はカッコいいですか?」
(あれ?デジャヴ多くない?ってこれはいかん!!)
ハヤテはここに転校したとき雪路のオーバーすぎる説明のせいで冷たい視線の中、自己紹介をしたことがあった。転入生にそんなことはさせまいと雪路の説明に割ってはいる。
「めちゃくちゃカ「わーーー!!!先生!転入生待ってますから!待ってますから!ね!」
「ん〜、それもそうね。じゃあ入ってきて〜」
転入生が入ってきた瞬間クラスが静まり返った。 それはハヤテのときとは違う、 全員がその青年に・・・
感動した。
人には普通こんな言葉はつかないが、 その言葉でしか言い表せないほど、彼の姿は綺麗で まるで絶景をみているかのようにクラスの目は彼に釘付けになった。 すらりと高い背にモデルを思わせるかのような長い脚、 そして中性的だがとても整い、それでも男らしさを感じさせるその顔に 人ってここまで綺麗になれるものなのか、と全員がそう思った。 ナギもハヤテもヒナギクも、皆が・・・
もし彼の姿や雰囲気を一言で表すなら・・・
神々しい
文字通りその言葉のままだった。
一瞬の沈黙の後、
「初めまして。今日から皆さんと学校生活を送らせていただく 初神(はつがみ)岳(がく)です。 どうかよろしくお願いします。」
神様のような青年は自己紹介を終えた。
全員が見とれていたため拍手が鳴るのに少し間があったが、 その音はハヤテがここに来たときよりも大きかった。
岳は一礼すると雪路と話し始めた。どうやら席がどこかを聞いているようだ。
「それじゃ、綾崎君の後ろの席に座って。ちょうど空いてるし。」
正直ハヤテは緊張していた。さっきまで自分も見とれていた人がすぐ後ろに来るのだ。緊張しない方がおかしい。どんなことを話そうか、友達になれるか、などいろいろ考えていたら彼がすぐ隣で止まった。しかし彼は自分と反対の方向を向き、
ポフッ
ハヤテの隣の席の少女、ヒナギクの桃色の髪の上に手を置いた。 その光景にクラス全員が目を丸くしたが、次の会話はクラスをさらに驚愕させた。
「久しぶりだな、ヒナ。それにしても大きくなったなぁ。」
「ガ・・ガウ君?」
「「「「「ええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」」」」」
今日、転入してきためちゃくちゃ凄そうな転入生とあの完全無欠の生徒会長が知り合い。さらにとても親しげなのだ。皆、声を上げずにはいられなかった。
「それじゃ、あとは質問タイムってことで♪じゃーね〜♪」
雪路はクラスの驚きなど露知らず何処かへ行ってしまった。
「いやぁ〜、雪さんからヒナが会長務めてるって聞いたときは驚いたよ。あんなにちっちゃ かったのがホントに立派になったなぁ。」
「ちょっ!ちょっと!ガウ君!?」
岳はそのままヒナギクの頭を撫で回していた。 それを見た瞬間ハヤテは自分の中で黒い感情が渦巻いているのを感じ、それはどんどん大きくなってハヤテは無意識のうちに立ち上がっていた。
「ちょっと!何してるんですか!?」
「あぁ、すまん、すまん。久しぶりの再会だったから。つい、ごめんな、ヒナ。」
岳はすぐに手をどけ、ハヤテと向き合った。 ちなみにヒナギクは手鏡を見て少しはねてしまった自分の髪を直している。
「改めて、俺は初神 岳 よろしく綾崎ハヤテ君」
その言葉でまたクラスがザワつき始めた。そうハヤテはまだ名乗っていないのだ。 ハヤテは驚いているのを上手く隠しながら岳に質問を始めた。
「どうして僕の名前を知っているんですか?」
「ん?あぁ、さっき雪さんにクラス名簿見せてもらったんだよ。」
どうやら頭がズバ抜けていいのは本当らしい。ハヤテはまだいくつか質問が残っていたが次の質問で強制終了させられた。
「あなた・・・初神さんとヒナギクさんの関係は?」
「えっと・・・」
「それは・・・」
ヒナギクも髪を直し終わったのか質問に入ってくる。
「「兄妹・・・みたいな?」」
「「「「「えっ!?ええええええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」」」」」
ハヤテは今日何回驚いたのか分からなくなってしまった。
どうも、読んで頂いた方ありがとうございます。オリキャラの岳君はどうだったでしょうか?ちょっと美化しすぎなんじゃね、と思った方まだまだこんなもんじゃありませんよ。なんといってもヒナさんの兄(仮)ですからね。次回は岳君について知ってもらうような回にしようと思います。ちなみにオリキャラの二人目は結構あとで出てきます。あ、それではプロフィール載せますね。
初神(はつがみ)岳(がく)
誕生日 11月20日
身長 176cm
体重 50.8kg
年齢 16歳じゃないんだなぁ
血液型 A型
家族構成 一切不明 しいて言うなら妹(ヒナ)
好き・得意 レナ,ヒナ,ハヤテ,とりあえず全部 嫌い・苦手 あったら無くす
黒髪,瞳の色も黒 得意じゃないことが全くといってもいい程なく、 例えあったとしても得意になるまで頑張る努力家です。 まぁなんでもできる理由は実は他にあったりするんですが。 ヒナギクや雪路との関係は次回明かす予定です。 強さとかも次回になるかな? それ以外の特徴はハヤテ並のフラグ体質ですが、 鈍感ではなく、目を合わせただけで自分にどんな感情を持っているか分かる程鋭い。ていうかもはや能力。だけど彼女とかはいません。ていうか好きな人がいました。ヒナさんじゃないですよ。一応オリキャラとして出す予定ですがめちゃくちゃ後です。上に名前は書いているんですが。
プロフィールはこれぐらいですかね。相変わらずの文章力の無さですがよろしくお願いします。それでは ハヤヤー!!
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