Re: 雛菊の幸福 |
- 日時: 2014/03/01 10:45
- 名前: ハヤヒナ
- 今日は三月三日。成績優秀、才色兼備、文武両道、容姿端麗で生徒会長で
白皇のアイドルである桂ヒナギクの誕生日である。 そんな桂ヒナギクは一年前の誕生日に、自分の恋を自覚した。 綾崎ハヤテが好きな事に、桂ヒナギクは気付いたのであった。
・・・・それから十一ヶ月後の二月十四日のバレタインデー。 ヒナギクは勇気を出してハヤテに告白し、見事に恋人同士となった。
・・・・十七日が経ち、三月三日。ヒナギクの誕生日を迎えた。
「誕生日おめでとう御座います。ヒナギクさん。」 「有難うハヤテ君。」 「それじゃあ取り合えず行きましょうか。」 「うん。」 ハヤテとヒナギクはデートしていた。勿論、手を繋いで。
「ハヤテ君、何処に連れていてくれるの?」 「秘密ですよ。と、その前に食事にしましょう。」 ハヤテとヒナギクは、近くのファミレスに入った。 「ヒナギクさん、何にしますか?」 「そうね。ハンバーグカレーにするわ。ハヤテ君は何にするの?」 「そうですね。では僕もヒナギクさんと同じハンバーグカレーにしますか。」 「私と同じ?」 「駄目でしょうか?」 「駄目ではないわ。」 ハヤテとヒナギクは、ハンバーグカレーを注文した。
三十分後。食べ終わったハヤテとヒナギクはファミレスを後にし、再び歩き出していた。 「それじゃあ行きましょうか。」 「それってさっき言ってた場所?」 「ええ。そうですよヒナギクさん。」 「それって何処なの?」 「遊園地ですよ。定番ですが。」
一時間後。遊園地に辿り着いた。 「先ずは何に乗りましょうか?」 「メリーゴーランドがいいわ。次はコーヒーカップで。」 「分かりました。先ずはメリーゴーランドにしましょ。」 ハヤテとヒナギクは、メリーゴーランドに向かった。腕を組んで。
その後もコーヒーカップや色んな乗り物に乗り、あっという間に時間が過ぎていた。 「今日は楽しかったわ。今までの中で幸せな誕生日だったわ。」 「有難う御座いますヒナギクさん。所で後一つは乗れますが、何にしましょうか?」 「観覧車がいいわ。」 「観覧車ですか。分かりました。僕が支えて上げますので安心しいぇくださいね。」 「うん。」 ハヤテとヒナギクは、観覧車がある場所に向かい、その列に並んだ。
数分後。ハヤテとヒナギクの出番になり、ゴンドラに乗り込んだ。 「改めてお誕生日おめでとう御座いますヒナギクさん。」 「有難うハヤテ君。」 「コレが誕生日プレゼントです。」 そう言って、ハヤテはヒナギクにプレゼントを渡した。 「これって、ペンダントね。アクアマリンの。」 「ええ。早速ですが、付けて見て下さい。」 「分かったわ。」 ヒナギクは早速、ペンダントを付けた。 「どうかなハヤテ君。似合うかな。」 「とても似合っていますよヒナギクさん。」 「有難うハヤテ君。大事にするね。」 「喜んでもらって僕も嬉しいですよ。」 「私もよ。」 「それとヒナギクさん。一年後の誕生日にはもっと素敵なプレゼントをしますので。」 「このペンダントよりも?」 「ええ。楽しみにしていて下さいね。」 「うん。楽しみにしてるわ。所でハヤテ君。」 「分かってますよヒナギクさん。」 「うん。しましょハヤテ君。」 そう言って、ハヤテとヒナギクは目を瞑った。・・・そして、お互いに抱き締め合った。 お互いに・・・・顔を近づけ合い、・・・・口を近づけ合い、・・・・・唇を重ね合わせた。 ・・・・・・そして、お互いに舌を絡め合わせた。 それは、ハヤテとヒナギク、二人がのったゴンドラが真上に来た瞬間であった。 観覧車の伝説、言い伝えのように、ハヤテとヒナギクは幸せな時間が流れるのであった。 そんなハヤテとヒナギクを、満月と綺麗な夜景が包み込むのであった。
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