Re: 新年大騒動!? |
- 日時: 2014/01/03 10:19
- 名前: ハヤヒナ
……現在。ハヤテとヒナギクは賑やかな商店街を歩いていた。 ハヤテ 「やっと二人きりになれましたね。ヒナギクさん。」 ヒナギク 「そうね。初詣に皆で行ったときは、少ししか二人きりになれなかったから。」 ハヤテ 「ようやくと言った感じですね。」 ヒナギク 「この賑やかさが良いからね…。」 ハヤテ 「そうですね。……それにしてもヒナギクさんは寂しくないんですか?」 ヒナギク 「何で?」 ハヤテ 「本当は家族でお正月を過ごしたいのでは?」 ヒナギク 「確かにそうね。御父さんは海外出張、御母さんはお正月なのに泊りがけで仕事だしね。 お姉ちゃんは…………どうでもいいわ。……でも、寂しくないわ。」 ハヤテ 「どうしてですか?」 ヒナギク 「ハヤテ君がいるからよ♪♪♪」 ハヤテ 「ヒナギクさん……………………。」 跳びっきりの笑顔で言ったヒナギクに、ハヤテは顔を紅くした。 ヒナギク 「そう言うハヤテ君はどうなの?」 ハヤテ 「僕ですか?僕はですね……、今まではお正月でも働いていましたから。 ……そして、去年はまともなお正月を迎える事が出来ましたよ。」 ヒナギク 「この時はまだ、私とハヤテ君はまだ出会ってなかったのよね。」 ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんと始めてであったのは、その1週間後でしたから。」 ヒナギク 「あの日は…………、『運命』だったのかしら?」 ハヤテ 「きっとそうかもしれませんね。そして、今年は去年と違いますね。」 ヒナギク 「どうして?」 ハヤテ 「皆さんも大事ですが、一番なのは、ヒナギクさんと過ごせる時間ですから。」 ヒナギク 「ハヤテ君…………………。」 さっきと逆の雰囲気になってしまった。
ハヤテとヒナギクが出て、30分後。ようやくナギ達が目を覚ました。 マリア 「ナギに花微さん達、ようやく起きました。」 ナギ 「ああ。」 美希 「昨日は楽しかったな。」 泉 「そうだね♪」 理沙 「そう言えば、ヒナやハヤ太君の姿が見えないが?」 ナギ 「ルカの姿も見えんぞ。」 マリア 「ルカさんは仕事があるから帰っていきましたよ。」 美希 「じゃあヒナやハヤ太君は?」 マリア 「ハヤテ君はヒナギクさんと買い物に出掛けましたよ。 その後に、ヒナギクさんを家までお送りするって言ってましたから。」 泉 「そうなんだ〜〜♪じゃあ私もそろそろ帰るね♪お父さんが心配するから。」 理沙 「私も帰るか。そろそろ戻って、巫女の仕事をしないと怒られるからな。」 美希 「ついでだから私も帰るか。そう言うことでまたなナギ君。」 ナギ 「ああ。」 マリア 「皆さん、気をつけて帰ってくださいね。」 美希、理沙、泉もそれぞれ帰っていた。
ハヤテ 「ヒナギクさん、二人きりでもう一度初詣に行きませんか?」 ヒナギク 「私も言おうとした所よ。」 ハヤテ 「気が合いますね。」 ヒナギク 「そうね。で、何処に行く?」 ハヤテ 「そうですね。朝風神社は辞めておきましょうか…?」 ヒナギク 「その方がいいわね。…ここから少し遠いけど、そこにも神社があるわ。」 ハヤテ 「じゃあそこに行きましょうかヒナギクさん。」 ヒナギク 「うん♪行きましょハヤテ君。」 ハヤテとヒナギクは再び、二人きりで初詣に行くのであった。
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