Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ |
- 日時: 2013/11/23 10:23
- 名前: ハヤヒナ
- 03 イヨマの森
イヨマの森へと着いたハヤテとヒナギク、ツテとリル。 ハヤテ 「この森の何処かに一つ目があるんですか?」 ツテ 「ああ。」 ヒナギク 「どこら辺にあるか分っているの?」 リル 「分っているわ。この森の祠にある可能性が高いわ。」 ツテ 「先ずはそこの祠に向うぞ。」
その頃、謎の影も祠に向っていた。謎の影とはギナとヤクサであった。 ギナ 「この道であっているよな。」 ヤクサ 「あっているで。」 ギナ 「それにしても早く探さないな。」 ヤクサ 「そうやな。」
その頃、伊澄は…………イヨマの森の祠の前にいた。 伊澄 「………あら、一つ目を見つけましたわ。」 道に迷っていた伊澄はバラバラになっていた一つ目を見つけた。 伊澄 「………それにしても、此処は何処でしょう。」
ハヤテ 「それで祠ってこの森の何処にあるんですか。」 ツテ 「この森の中央にあるぞ。」 ヒナギク 「祠の場所ってまだ遠いのかしら。」 リル 「もう少しよ。森と言っても、そんなに広くないから。」 そして…………歩いて数分。祠の前に着いた。 ツテ 「此処がイヨマの森の祠だ。」 リル 「通称、ウボキの祠って言われているの。」 ハヤテ 「ウボキの祠?」 ヒナギク 「それってどう言う意味なの?」 ツテ 「反対から言えば分かるさ。」 ハヤテ 「反対から言うんですか…。反対から言うとキボウですね……。」 ヒナギク 「それじゃあ、此処には希望のクローバがあるの?」 リル 「そうよ。間違いがなければ、此処にあるはずよ。」 ツテ 「奴らも探しにこの祠に来るはずだ。急いで探すぞ。」 ハヤテ 「分かりました。」 ヒナギク 「分かったわ。」 すると、草むらが揺れだした。 ツテ 「奴らか?」 リル 「ハヤテ君にヒナギク、気をつけて。」 「「はい。」」 と草むらの影から現れたのは…………伊澄であった。 伊澄 「ハヤテ様に生徒会長さん。ツテさんとリルさんも。」 ハヤテ 「いつの間にかいなくなって心配しましたよ。」 ヒナギク 「今まで何処にいたの鷺ノ宮さん。」 伊澄 「気付いたらここにいました。」 「「……………………(やはり)」」 とハヤテとヒナギクはつぶやいた。 伊澄 「それと一つ目のクローバも見つけましたよ。」 懐から希望のクローバを取り出した。 ハヤテ 「コレが希望のクローバですか。」 ヒナギク 「本当に虹色に輝いているわ。」 リル 「良く見つけたわ伊澄さん。」 ツテ 「コレで残りは、『誠実』『愛情』『幸福』の三つだ。」 早くも一つ目である希望のクローバを見つけたハヤテ達であった。
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