Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ |
- 日時: 2013/10/24 10:32
- 名前: ハヤヒナ
- 05 冒険の始まり(前)
ツテとリルが人間界へ行く少し前。 コトオ 「おい大変だぞ。バラバラにした内の一つが人間界にあるぞ。」 ナンオ 「何!?それ本当か!!」 コトオ 「本当だ!」 ナンオ 「だったら大変だぞ。人間の手に渡りでもしたら。」 コトオ 「ああ。しかもこれに記されている二人に渡ってしまったらヤバイぞ。」 ナンオ 「世界を征服する野望が阻止されてしまう。」 コトオ 「アレを人間界に送り込んで、回収するか。」 ナンオ 「それしかないな。」 コトオ 「ツテとリルも人間界に向かっている筈だ。その前に回収しなければならないぞ。」 そして…………人間界に通じてる場所に向かった…………が遅かった。 ナンオ 「既にコトオとナンオが人間界に向かったぞ。」 コトオ 「慌てる事はない。アレを送り込めばな。」
現実世界。 ハヤテとヒナギクはデ虹色の物体を見つけ、伊澄と出会っていた。 伊澄 「ハヤテ様に生徒会長さん。それを私に渡してくれませんか。」 ハヤテ 「この虹色に光る物は伊澄さんのですか。」 伊澄 「違います。」 ヒナギク 「だったら何なの?」 伊澄 「この虹色に輝いている物は元々ある形をしていたんです。」 ハヤテ 「ある形ですか?」 ヒナギク 「それって何なの鷺ノ宮さん。」 伊澄 「四つ葉のクローバです。」 「「四つ葉のクローバ!??」」 ハヤテとヒナギクは驚いた。 伊澄 「この四つ葉のクローバは私たち人間界と異次元界のバランスを保つための存在なんです。」 ヒナギク 「何でそれがここにあるの?」 伊澄 「何者かによってバラバラにされ、その内の一つが人間界に落ちてしまったんでしょう。」 ハヤテ 「その何者かって誰なんですか。」 伊澄 「世界を征服しようとしているイカマ界の連中です。」 ヒナギク 「イカマ界?」 伊澄 「イカマ界は異次元界と人間界を自分達の物にしようと企んでいるのです。 でもエンジュ界にある虹色の四つ葉のクローバによって守られていたんです。 しかし、イカマ界が隙を見て盗み出しバラバラにしてしまったんです。」
ハヤテ 「何でその事を伊澄さんが知っているんですか?」 ヒナギク 「何で知っているの鷺ノ宮さん。」 ハヤテもヒナギクも、伊澄が不思議な力を持っている事を知っている。 伊澄 「エンジュ界のマンテ・ツテさんとコツル・リルさんの御二人です。」 ハヤテ 「マンテ・ツテさんと、」 ヒナギク 「コツル・リルさん?」 伊澄 「ええ。虹色の四葉のクローバを守っていた内の二人です…………!!!!」 とその時、空に穴が開いたと思ったらそこから黒い物体が出て来たのだった。
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