Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ |
- 日時: 2013/10/20 10:26
- 名前: ハヤヒナ
- 04 人間界へ
マンテ・ツテとコツル・リルはコトオとナンオの所へやって来た。 コトオ 「やはり来たか。」 ナンオ 「ツテにリル。」 ツテ 「世界を乗っ取るのはやめろ!」 リル 「あの紋章を返しなさい。」 コトオ 「それはもう無駄だ。」 ツテ 「どうしてだ!」 コトオ 「5つにバラバラにして、何処かに散らばっていたからな。」 リル 「何ですって!!」 ナンオ 「つまり、もう少しでこの世界は愚か、人間界も俺達の物って事だ。」 ツテ 「そうはさせないぞ。」 リル 「させないわ。」 コトオ 「無駄な事だな。」 ナンオ 「どうしても阻止したいなら、バラバラになったのを集めることだな。」 コトオ 「まあ集めても無駄だがな。」 ナンオ 「世界は俺達の物になるんだから。」 ツテ 「そうはさせない。必ず阻止してみせる。行くぞリル。」 リル 「ええ、ツテ。」 ナンオ 「頑張ることだな」
現実世界。
ハヤテとヒナギクが恋人同士となった日から二日が過ぎ、ハヤテとヒナギクはデートしていた。初デートであった。 ヒナギク 「見てハヤテ君、四つ葉のクローバがあるわ。」 ハヤテ 「本当ですね。あ!その隣のも四つ葉のクローバですよヒナギクさん。」 ヒナギク 「2つもあるなんてラッキーだねハヤテ君。」 ハヤテ 「そうですねヒナギクさん。」 ヒナギク 「ねハヤテ君。コレ、お守りにしない?」 ハヤテ 「そうですね。そうしましょう。」 ハヤテとヒナギクは四つ葉のクローバを取って、財布の中にしまった。 ヒナギク 「所でハヤテ君。四つ葉のクローバって、それぞれの葉に意味があるの知ってた?」 ハヤテ 「ええ。知ってましたよ。希望、誠実、愛情、幸福ですね。」 ヒナギク 「よく知っているのね。意味も分かってるのね。」 ハヤテ 「ええ。」
『希望』…………こうあって欲しいと望み願う事。またその願い。 将来に対する明るい見通し。
『誠実』…………真心がこもっていて、嘘・偽りがない事。
『愛情』…………人やものに注ぐ暖かな気持ち。慈愛。 異性を恋う慕う気持ち。恋愛の情。
『幸福』…………不平や不満がなく、心が満ち足りてる事。幸せ。
これらが四つ葉のクローバを意味するのであった。
そして暫く歩いていると、道端にある物体が落ちてるのを見つけた。 ヒナギク 「コレ何かしら?」 ハヤテ 「虹みたいに輝いていますね。」 ヒナギク 「何に使うのかしら?」 ハヤテ 「分かりませんね。取りあえず交番に届けましょう。」 ヒナギク 「そうね。その方がいいわね。」 すると、 ?? 「待って下さい。」 後ろから声がし、振りかえて見た。 ハヤテ 「伊澄さん。」 ヒナギク 「鷺ノ宮さん。」 声を掛けて来たのは、鷺ノ宮伊澄であった。
その頃、ツテとリルは。 リル 「ツテ、一つのありかが分かったわ。」 ツテ 「本当か。何処にあるんだ。」 リル 「人間界よ。」 ツテ 「人間界なのか?」 リル 「そうよ。」 ツテ 「コレは厄介だぞ。やつらが気付いたら、人間界が危ないぞ。」 リル 「こうなったらあの人に頼むしかないわね。あの人も気付いていると思うから。」 ツテ 「そうだな。あの人に頼むしかないな。それでも他の二人にも協力が必要になるぞ。」 リル 「それは人間界に行ってから考えましょう。先ずはあの人に会わないと。」 ツテ 「そうだな。じゃあ行くか人間界へ。」 リル 「ええ。」 ツテとリルは人間界へと向かった。 その様子を、コトオとナンオが見てた事に気付かないでいた。
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