Re: 希望・誠実・愛情・幸福、四つ葉のクローバ |
- 日時: 2013/10/13 10:04
- 名前: ハヤヒナ
- 02 届く思い!届いた想い!!
何故、ヒナギクはハヤテの机の中にラブレターを入れたか前日の夜に遡る。
ヒナギク 「ウジウジしてもしょうがないわ。明日、ハヤテ君に告白しよう。」 ハヤテが好きなヒナギクは明日、ハヤテに告白すると決めたのであった ヒナギク 「でもどうって告白しようかな。定番だけど、やはりここはラブレターかしら? ………………………………………うん、ラブレターにするわ。」 とベッドに腰掛けたヒナギクは立ち上がり、椅子に座って書き始めた。 そして…………数分後。 ヒナギク 「コレでいいわね。後は明日朝一番に行って、ハヤテ君の机に入れないと…。」
と、このような事があったからである。で、ラブレターを貰ったハヤテは。 ハヤテ (机の中に入っていたヒナギクさんの手紙って…………ラブレター!!?? ヒナギクさんが僕みたいな人を?? でもまさかと思うけど、行ってみるか。 …………僕もあの日、やっとヒナギクさんの事が好きって気付いたから。) と心の中でつぶやいた。 因みにハヤテ、ヒナギクは勿論、ナギ、美希、理沙、泉、千桜、愛歌、伊澄、ワタルは同じクラスであった。 しかも十人とも全員、席は近くでまとまっていた。
そして…………放課後。 ハヤテはあの場所に来て見ると、ヒナギクが既に待っていた。 ヒナギク 「ハヤテ君…、来てくれたのね……。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「ハヤテ君、この場所が何か覚えているかしら?」 ハヤテ 「ええ。覚えていますよヒナギクさん。忘れる筈はありませんよ。 この場所は、僕とヒナギクさんが初めて出会った場所ですから。」 ヒナギク 「やはり覚えていてくれたいたのよね。」 ハヤテ 「ええ。あの時はまだ白皇には編入していませんでしたから。」 ヒナギク 「それはそうね。その後、夜の白皇で出会ってからハヤテ君、編入してきたのよね。」 ハヤテ 「ええ。それより用って何ですかヒナギクさん?」 ヒナギク 「そうだったわね。……じゃあ言うわね。」
深呼吸をし、気持ちを落ち着かせたヒナギクは口を開いた。 ヒナギク 「ハヤテ君、私はハヤテ君の事が「僕はヒナギクさんの事が好きです。」」 ヒナギク 「えっ!!?」 最後まで言えなかった。 ヒナギク 「ハヤテ君、今何て言ったの…………?」 ハヤテ 「僕はヒナギクさん、貴女の事が好きです。って言ったんです。」 ヒナギク 「それ、本当ハヤテ君?」 ハヤテ 「ええ。友達とかではなく、一人の女性としてヒナギクさん、貴女の事が好きなんです。 ヒナギクさん、この僕、綾崎ハヤテと付き合ってくれませんか。」 ヒナギク 「こんな私なんかでいいの?」 ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんだからいいんです。返事を聞かせて下さい。」 ヒナギク 「…………私も、ハヤテ君の事が好きなの。」 ハヤテ (え!!?) ヒナギク 「ハヤテ君、この私、桂ヒナギクと付き合って下さい。」 ハヤテ 「勿論ですよ。こんな僕で良かったらお願いします。」 ヒナギク 「……ハヤテ君も、こんな私なんかでいいの?」 ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんじゃないと駄目なんです。」 ヒナギク 「私もハヤテ君じゃないと駄目なの。」 ハヤテ 「……ヒナギクさん。」 ヒナギク 「……ハヤテ君。」 ハヤテ 「ヒナギクさん、貴女の事が好きです。この僕と付き合ってくれますか!」 ヒナギク 「私もハヤテ君の事が好きなの。私の方こそお願い。」 ハヤテ 「……ヒナギクさん。」 ヒナギク 「……ハヤテ君。」 そして…………ハヤテとヒナギクは抱き締め合い、顔を、口を、唇を近づけ、キスをした。 その瞬間、祝福するかのように、そよ風がハヤテとヒナギクを包み込んだのであった。
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