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- 日時: 2013/10/06 18:46
- 名前: kull
- ども、初めまして、kullです。
先日書き方スレで書いた二次創作が面白く、自分でも書いてみることにしました。 拙い文章ですが、読んでもらえると幸いです。
オリキャラがメインになっていくと思うので、オリキャラ無理!って人は気をつけてください。
小説の時間軸としては、1学期の終業式スタートです。 アパートには既に全員入居しているという設定でお願いします。
世間はもうすぐ夏休み。 一般には名門と言われる白皇も例には漏れず、今日は終業式前の午前授業だった。
「・・・っ!・・・・・っよし!」
you win
学校帰りには近くのゲームセンターによって帰る。それが俺、立花亮介の日課だった。 入ってから一時間ほど経っただろうか。まだ社会人の来る時間ではないので、店内に人は少なかった。
「この格ゲー、面白いのにプレイしてる人あんまりいないなぁ・・・・。」
『ライト&ダークネス』と書かれたゲームをプレイしてる人は自分だけだった。 友人に勧めてもなかなかプレイしてくれず、仕方なく1人でやることが多いゲームだった。
(CPUとやるのも飽きてきたし・・。対人戦してみたいなー。)
人気のない隅っこにある筐体から立ち、帰ろうとした時、対面に誰かが座ったことに気づく。
(あれ、珍しい・・・。)
あまりプレイする人を見ないゲームだったので、どんな人がプレイしているのか少し気になった。
(あれ、女の子だ・・・。しかも小さい・・・・。)
(あれってウチの制服だよな・・・・。確か同じクラスの、春風・・・さん?)
「はーい、じゃあこれで終業式のホームルームは終わり!解散!」
担任の桂先生が教室から出て行くと、生徒達は各々席を立ち始める。
(やっぱ、昨日ゲーセンにいたのって春風さんだよなぁ・・。)
昨日は結局対戦を申し込まずに帰ってしまったのだが、あれからずっと気になっていた。 聞いてみたかったのだが、今日は朝から掃除、全校集会、そしてホームルームと話しかけるチャンスはなかった。
(でもなぁ・・・。あのマジメな春風さんがゲーセンなんて行くかな・・?)
生徒会書記をやっていて成績も優秀。 もの静かで誰かの陰口をたたくことも無く、誰にでも優しい。 それが自分の周りの春風千桜の評価だった。
(でも確かに春風さんだったと思うんだよなぁ・・・・。うちの制服だったし。)
(聞いてみようか?・・でも、ちょっと近寄り難いし。)
1学期の間に話した回数はゼロ。 女子と話すことは苦手ではないが、初対面の女子にいきなりゲームの話を持ちかけるには勇気がいた。
そうこうしてる間に春風さんは席を立った。帰りの準備が出来たようだ。 今話しかけなければもうチャンスは少ない。勇気を出すことにした。
「あの、春風さん!」
少し緊張して声が強張ってしまった。 春風さんは不思議そうな顔をしてこちらを見る。
「ん?君は確か・・立花君だよね?どうしたの?」
良かった。名前くらいは覚えてくれていたようだ。 すこし安心したので直球で聞くことにする。
「春風さん、。昨日ゲーセンで『ライト&ダークネス』やってなかった?」
「『ライト&ダークネス』?・・・・確かにやっていたけど、それがどうかした?」
驚いた。 いや、別に何ら問題は無いんだけど、春風さんがゲーセンに行くことが意外だったから。
「いや、あのゲームやってる人珍しいからさ・・。」
「そうなのか?面白いゲームだと思うけど。」
「だよね!あれ面白いよね!」
いきなり大声を出してしまったので春風さんは少し驚いたようだ。 今まで自分しかやってなかったので、共感を得られたことが嬉しく、つい大声を出してしまった。
「あ、ああ・・・。そんなに言うなら、帰りに対戦するかい?」
「・・・え、いいの!?俺、ずっと対人戦してみたかったんだ!」
「別に構わないさ。私もCPUには飽きていたところだから。」
予想外の反応だったが、対人戦は前からの念願だったので嬉しかった。
「じゃあ、ゲーセンに向かおうか。」
以上で第一話は終了です。 少し短かったかな? 一応補足しておくと、『ライト&ダークネス』は自分が勝手に作りました。 伏字を使うのが面倒だったので。 主に「ライダー」と略されてたりします。 話が短かったので、ついでにオリキャラのプロフィールを載せておきます。 感想等貰えると嬉しいです。
立花 亮介(タチバナ リョウスケ)
身長175cm 体重65キロ 好きなこと ゲーム、漫画、友人といること。 嫌いなこと 勉強、嘘
白皇に通うごく普通の男子生徒。 イケメンではないが、爽やかな顔立ちをしている。 家は白皇に通うくらいのお金持ちだが、そんな豪華ではなく、あくまで一般レベル。 なので100円ショップとか普通に行ったりする。 一応お金持ちなのでお小遣いはそれなりに多く、ゲームをしたりするのには苦労はしない。 性格は素直で人懐っこく、裏表が無い。 なので思ったことをそのまま口に出すことが多く、若干天然な面も見られる。 一人称は「俺」だが、あまり乱暴な言葉使いはしない。 子供のころからゲームと漫画に囲まれて育ったので、その方面はそれなりに詳しい。
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