Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い |
- 日時: 2013/10/01 10:28
- 名前: ハヤヒナ
- エピローグ 『過去』・『現在』・『未来』
ハヤテ 「若しかして、君達も雨宿り?」 ヒナギク 「うん。そうだよ。」 美希 「急に雨が降ってきた来たから。」 理沙 「直ぐに止むと思うが。」 泉 「雨が止むまで此処で雨宿りしてるんだよ。」 ハヤテ 「僕と同じだね。あ、僕は綾崎ハヤテだよ。宜しくね。」 ヒナギク 「私は花岡ヒナギクよ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「私は花微美希。」 理沙 「朝風理沙だ。」 泉 「瀬川泉だよ。」 ハヤテ 「ヒナギクちゃんに美希ちゃんに理沙ちゃんに泉ちゃんでね。僕の事はハヤテって呼んで。」 ヒナギク 「分かったわ。宜しくねハヤテ君。」 美希 「宜しくハヤ太君。」 理沙 「ハヤ太君、宜しくな。」 泉 「宜しくね〜、ハヤ太君♪」 ハヤテ 「うん。宜しくね。」 ヒナギク 「ねぇハヤテ君、友達にならない?」 ハヤテ 「え!いいの?」 ヒナギク 「いいわよ。ね、美希、理沙、泉。」 美希 「ああ。一緒に遊ぼうではないか。」 理沙 「そうとも。一緒に遊ぼうではないか。」 泉 「一緒に遊ぼう♪」 ハヤテ 「うん。ヒナギクちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」 ヒナギク 「一緒に遊ぼうねハヤテ君。」
これがハヤテとヒナギク達の出逢い。
ヒナギク 「ねぇハヤテ君。」 ハヤテ 「何かなヒナちゃん。」 ヒナギク 「私、まだ数回しか会ってないのにね、ハヤテ君の事が好きになったの。」 ハヤテ 「え!?それ本当ヒナちゃん。」 ヒナギク 「……うん。」 顔を赤らめて答えるヒナギク。 ハヤテ 「僕もだよヒナちゃん。」 ヒナギク 「え!?」 ハヤテ 「僕も数回しか会っていないのに、ヒナちゃんのことが好きになったんだ……。」 同じく顔を赤らめて答えるハヤテ。 ヒナギク 「本当ハヤテ君。」 ハヤテ 「うん。」 ヒナギク 「私、嬉しいよ。」チュッ。 ハヤテ 「ヒ、ヒナちゃん!?」 嬉しさのあまり、ヒナギクはハヤテの頬に口付けをしたのであった。 ヒナギク 「ご、ごめんねハヤテ君。私、嬉しくて。」 ハヤテ 「別に良いよ誤らなくても。僕も嬉しかったから。」 ヒナギク 「それなら………。ねぇハヤテ君。」 ハヤテ 「今度は何かなヒナちゃん。」 ヒナギク 「ハヤテ君の事、ハヤ君って呼んでもいい?」 ハヤテ 「良いよヒナちゃん。」 ヒナギク 「有難うハヤ君。今日からそう呼ぶね。」 ハヤテ 「うん。ヒナちゃん。」 これがハヤテとヒナギク、お互いに好きになった時である。
美希 「いよいよお別れだな。」 理沙 「寂しくなるな。」 泉 「そうだね。」 ハヤテ 「大丈夫だよ。またどこかで逢えるよ。」 ヒナギク 「そうよ。ハヤ君の言う通りよ。」 美希 「確かに。」 理沙 「またどこかで」 泉 「逢えるね。」 ヒナギク 「そうよ。」 そう言いながらも、ヒナギクが一番に寂しかったのであった。 ハヤテ 「じゃあまたね。ヒナちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん。」 ヒナギク 「待ってハヤ君。一つ約束しない?」 ハヤテ 「約束って何を?」 ヒナギク 「今は別れるけど、どこかで再会したら恋人同士になる約束を。」 ハヤテ 「恋人同士!?」 ヒナギク 「……駄目かな?」 ハヤテ 「うん。いいよ。」 ヒナギク 「本当!?」 ハヤテ 「うん。じゃあ行くね。」 トラックに乗り込もうとしたその時、 ヒナギク 「待ってハヤ君。」 ハヤテ 「何ヒナちゃ……」(チュッ) いきなりのキスにハヤテは顔を赤くした。ヒナギクがハヤテの頬にキスをしたからであった。 ハヤテ 「ヒ、ヒヒ、ヒナちゃん!!!??」 ヒナギク 「約束だよ。またどこかで再会したら、恋人同士になろうねハヤ君。」 ハヤテ 「うん。絶対になろうねヒナちゃん。」 ヒナギク 「またねハヤ君。」 ハヤテ 「またねヒナちゃん。美希ちゃん。理沙ちゃん。泉ちゃん」 「「「またね。」」」 ヒナギク 「約束だよハヤ君。」 ハヤテ 「うん。またねヒナちゃん。」 ヒナギク 「またねハヤ君。」 そして、ヒナギク達に見送れながら、ハヤテは両親ともに引っ越していった。 ハヤテはヒナギクと約束をした。またどこかで再会したら恋人同士になる約束をして。
これが幼い時に出逢い、別れであった。
ハヤテ 「……………ヒナギクさん、この僕と結婚してくれませんか!」 ヒナギク 「え…………。プロポーズ…………?」 ハヤテ 「はい。返事を聞かせて下さいヒナギクさん。」 ヒナギク 「私からもお願い。ハヤテ君、私と結婚して下さい。」 ハヤテ 「ヒナギクさん………………。」 ヒナギク 「ハヤテ君………………。」 ハヤテとヒナギクは抱き締め合った。 そして、ハヤテとヒナギクはお互いに口を近づけ、唇を重ね合わせた。 ハヤテとヒナギクはキスをしたのであった。しかも口内で舌と舌を絡め合わせるディープキス……大人のキスを。 キスをした瞬間、ハヤテとヒナギク、二人の周りを桜吹雪が包み込んだのであった。
これがハヤテとヒナギクが結婚の約束の証。
ハヤテ 「………ヒナギク。」 ヒナギク 「………ハヤテ。」 ハヤテはヒナギクに『アクアマリン』の、ヒナギクはハヤテに『ドパーズ』の指輪を嵌めた。 『右手』の薬指から『左手』の薬指に、『婚約』指輪が『結婚』指輪に変わったのであった。 その瞬間、盛大な拍手が起こった。 さらに式は進んで、いよいよ最後となった。 誓いを済ませ、誓いのキスを残すのみであった。 『では、誓いのキスを。』 ハヤテ 「……………ヒナギク。」 ヒナギク 「……………ハヤテ。」 ハヤテとヒナギクはお互いに抱き締め合い、顔を、口を、
……………そして、最後に…、唇を近づけ、重ね合わせた。
ハヤテとヒナギクは誓いのキスをした。…………ディープキスを。
幼い時に出会ったハヤテとヒナギクはお互いに恋をした。 縛らして別れたが、十年の月日を得て、白皇学院で」再会を果たした。 そして、暫くしてから幼い頃に出会い、お互いに恋をしてた事を思い出したハヤテとヒナギク。 白皇学院を卒業して一年後に結婚。 その半年後に長女、サクラ、その一年後に長男、ショウタを出産。 四人家族となった綾崎家。 ハヤテとヒナギクは、産まれてきたサクラとショウタと共に、幸せな未来を築きながら暮らすのであった。
『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い 〔完〕
|
|