Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い |
- 日時: 2013/09/06 10:18
- 名前: ハヤヒナ
- 05 出逢い
美希 「私達やヒナがハヤ太君と出逢った事は思い出したが、」 理沙 「何故、出会っていた事を忘れたかだけは」 泉 「思い出せないんだよね。」 ヒナギク 「そうよね。それだけ何故か思い出せないわね。」 ハヤテ 「そうですね。僕もそれだけ思い出せないんですよ。」 ナギ 「きっと、そこにヒントがあるのではないか?」 美希 「そうかもな。」 理沙 「だがそこは思い出せなくなくてもいいけどな。」 泉 「そうだね♪」 千桜 「どうしてですか?」 ハヤテ 「こうして出会った事だけ思い出しただけでも十分ですから。」 ヒナギク 「ハヤテ君の言う通りよ。思い出しただけでも十分よ。」 愛歌 「そうかもしれませんね。会長と綾崎君にとっては。」 美希 「そうだな。今もそうだが、ヒナとハヤ太君は、」 理沙 「出会ってヒナとハヤ太君は、」 泉 「お互いに好きになったんだよね♪」 「「///////////////////////////////////」」 美希達の言葉に、ハヤテとヒナギクは顔を真っ赤にした。
帰宅後。今日はバイトもなく真っ直ぐ帰ってきた。 ハヤテ 「何故出会った事は不思議に思いますね。」 ヒナギク 「そうね。でもさっき言ったようにどうでもいいよね。」 ハヤテ 「ええ。出逢うべくして出会ったものですから。」 ヒナギク 「そうね。あの日、桜の木で出逢ってなかったら、一生出会わなかったかも知れないわね。」 ハヤテ 「そうですね。例え白皇学院ではなく、もっと月日が経っていたり早い段階で出逢っていたなら、 別の出逢いになっていて、今のような事はなかったかも知れませんね。」 ヒナギク 「そうかもね。例え出逢っていたのか今の時期としても、出会ったのが別の場所だったりしても、 今のような事はなかったかも知れないわね。」 ハヤテ 「そうですね。あの出逢いがあって、いまがありますし。」 ヒナギク 「例え別の出逢いで再会しても、こうなっていたかも知れないわね。」 ハヤテ 「そうですね。それはそうと、今夜は二人きりみたいですね…………。」 ヒナギク 「そ、そうね…………。お姉ちゃんは兎も角、御母さんは夜勤でいないから。」 ハヤテ 「前にもありましたよね。僕が三千院さんに三日程追い出された時に。」 ヒナギク 「あったわね。あの時の二日目の夜はちょっとの間だけ二人きりだったわね。」 ハヤテ 「そうでしたね。」 ヒナギク 「でも今回は違うわね。」 ハヤテ 「ええ。ずっとですから。」 ヒナギク 「ずっとなのね。」 ハヤテ 「ずっとかもしれませんね。」 ヒナギク 「あの時、ハヤテ君と出会った頃が小さい時の一番の思い出なの。」 ハヤテ 「そうなんですか。」 ヒナギク 「うん。ハヤテ君も若しかして、私と同じなの?」 ハヤテ 「ええ。あの時、ヒナギクさん達と出会ったのが、小さい時の一番の思い出なんです。」 ヒナギク 「もし、小さい頃に出逢っていなかったら、別の思い出になっていたかもしれないわね。」 ハヤテ 「そうかもしれませんね。」 ヒナギク 「出会いと思い出があって、それが記憶になって、今に至るのかしら?」 ハヤテ 「そうですね。」 そして、ハヤテとヒナギクは食事を済ませ、それぞれ風呂を済ませて、リビングで紅茶を飲んだのであった。
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