Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い |
- 日時: 2013/09/02 10:29
- 名前: ハヤヒナ
- 04 真の想い
やって来たのは三千院帝であった。 帝 「久しぶりじゃの綾崎。」 ハヤテ 「おじいさん!」 ヒナギク 「ハヤテ君、確かこの人は…、」 ハヤテ 「ええヒナギクさん。三千院さんのおじいさんですよ。」 帝 「話はマリアやナギから聞いたぞ。確か、生徒会長の桂ヒナギクだったな。」 ヒナギク 「はい。そうです。」 伊澄 「一体どうしたんですか。」 帝 「何かアテネが悪い事をする予感がしたから来て見たんじゃ」 ハヤテ 「おじいさまって、アーたんの事知ってるんですか。」 帝 「ああ。だが全ては伊澄が解決したみたいだったがな。」 伊澄 「ええ。ハヤテ様と生徒会長さんの手伝いのお蔭もありますけど。」 ハヤテ 「そのお蔭で小さい頃にヒナギクさん達に出会った事も思い出しましたが、」 ヒナギク 「それはそれで良かったのかしら。」 伊澄 「良かったんですよ。」 帝 「伊澄の言う通りだぞ。」 ハヤテ「そうですね。」 ヒナギク 「そうね。」 帝 「それはそうとアテネ、お前さんはとんでもない事をしたようじゃな。」 アテネ 「………………。」 マキナ 「………………。」 帝 「じゃが今回は、何も無かった事にしよう。それで良いか?」 ハヤテ 「良いですよ。」 ヒナギク 「私も。」 帝 「決まりじゃな。」 伊澄 「そうですね。」 そして、帝はアテネとマキナを連れて、ギリシャに戻っていた。 ハヤテはこのまま、ヒナギクの専属執事兼恋人同士の関係であった。
そして、一週間後。 ハヤテ 「なんか色々とありましたね。」 ヒナギク 「そうね。何故、出会っていた頃の記憶を忘れたか分からないわね。」 あの後、公園での出来事を伊澄によって消されたのであった。 ハヤテ 「でもいいではありませんか。こうしてまた出会ったんですから。」 ヒナギク 「それもそうね。」 ハヤテ 「そうですよ。あの時に出会っていなかったら、今はなかったかもしれませんし。」 ヒナギク 「出会い別れて、記憶を忘れ、再び出会い、記憶を思い出し、本当の再会を果たしたからね。」 ハヤテ 「ええ。十年の忘れた記憶の期間は、なかったぐらいに。」 ヒナギク 「あの時の約束が果たされたからね。」
美希 「何故、ハヤ太君と出会っていた事を忘れていたんだろうな。」 理沙 「分からないな。」 泉 「そうだね。」 当然だが、美希達も公園での出来事を知らないのである。 知っているのは伊澄と帝だけである。 アテネとマキナについては、伊澄の力で消されたのであった。 美希 「でもいいよな。ヒナは長年の夢が適ったみたいだし。」 理沙 「そうだな。小さい頃に出会い恋をし、記憶を忘れた状態で出会い、そして恋をしたからな。」 泉 「そして出会った事を思い出し、ハヤ太君と恋人同士になったからね♪」 美希 「あの時のハヤ太君は、ヒナの事が好きだったからな。」 理沙 「再び、出会った時はヒナの事は好きではなく意識はしていたよな。」 泉 「そうだね。思い出すようになってから、それは好きと分かったし。」 美希達もハヤテと何故出逢ったいた事を忘れたかよりも、ハヤテとヒナギクが恋人同士になれたのが嬉しいのであった。
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