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対象スレッド 件名: Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い
名前: ハヤヒナ
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Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い
日時: 2013/08/30 10:32
名前: ハヤヒナ

03 真の思い出し

……………と思ったが、何も出現しなかった。
マキナ 「何も出現しないぞアテネ。」
アテネ 「おかしいですわね。方法は間違いはないはずなのに。」
伊澄 「何度やっても無駄ですよ。」
アテネ 「どう言う事なの?」
伊澄 「一ヶ月程前にハヤテ様と生徒会長さんと一緒に退治しましたから。」
「「えっ!!?」」
ハヤテとヒナギクは驚いた。
ヒナギク 「一ヶ月前って、あの時に退治した妖怪の事なの?」
伊澄 「そうです。」
ハヤテ 「確かその時は、何の妖怪かは言ってくれませんでしたよね。」
伊澄 「あの時に言ってしまったら、やばかったかも知れませんから。」
ヒナギク 「そう言えば、その日の夜からだったわ。小さい頃にハヤテ君とであった夢を見たのは。」
ハヤテ 「そう言えば僕もですよ。」
アテネ 「…………………………。」
伊澄 「あの妖怪は………、人の記憶を消す事が出来るのです。
ハヤテ 「人の記憶を!!?」
ヒナギク 「そのせいで、出会っていた頃の記憶を忘れていたの?」
伊澄 「はい。本来でしたら大人しい妖怪なんですが、操られてしまうとその能力を持ってしまうんです。
    さらに操られてしまうと、手が付けられなくなってしまうのです。」
アテネ 「さすがですね。その通りですわ。私が操ったんですわよ。」
伊澄 「それでハヤテ様やせいと会長さん達の記憶を消した後、封印したのですね。」
アテネ 「そこまで分かっているとは流石ですわ。」
伊澄 「そして、その妖怪の封印を解いて出現させ、支配しようとしたのですね。」
アテネ 「全てお見通しとは…。」
伊澄 「私を甘く見ないほうがいいですよ。」
マキナ 「確かにそうだなアテネ。」
アテネ 「そうですわね。」
伊澄 「そうですよ。少々危険ではありましたが、溶解の封印を解き、退治しようとした時に、
    ハヤテ様と生徒会長さんが通りかかったので手伝って貰ったんです。」
ハヤテ 「もしかして、それで出会った頃の記憶を夢で見るようになったんですか。」
伊澄 「そうかも知れませんね。」
ヒナギク 「でも美希達は直ぐに思い出したけど、私やハヤテ君は直ぐには思い出せなかったわ。」
伊澄 「それはきっと、ハヤテ様も生徒会長さんも、その後に色々とあったからでしょう」
ハヤテ 「そうかもしれませんね……。」
ヒナギク 「そうかもね……。」
アテネ 「それはそうと、妖怪を成仏されてしまったら、意味はないですわね。」
マキナ 「どうするんだアテネ。」
アテネ 「そうですわね。どうしましょうか。」
? 「どうするもこうもないだろ。」
と、一つの影がやってきた。