Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い |
- 日時: 2013/07/16 10:16
- 名前: ハヤヒナ
- 21 「その後………」
屋敷へ帰って来たナギは、マリアと話していた。 ナギ 「マリア、ハヤテには謝ったからな。」 マリア 「ハヤテ君に謝ったんですか?」 ナギ 「ああ。後、ヒナギクにもな。」 マリア 「ヒナギクさんにもですか??」 ナギ 「ヒナギクにも悪い事したからな。」 マリア 「どう言う事なんですナギ。」 ナギ 「実はなマリア………………、」 とナギは、今日の出来事を話した。
ハヤテがヒナギクの専属執事になった事。
ハヤテが小さい頃に出会った四人の女の子がヒナギク、美希、理沙、泉だった事。
ヒナギクも小さい頃に、ハヤテと同じ事があった事。
ヒナギクがハヤテに告白した事。
………などである。
マリア 「そうだったんですか。それでナギは本当に良いんですか?」 ナギ 「ああ。新しい自分になる為にもこの方がいいんだ。」 マリア 「…………成長しましたね、ナギ。」 ナギ 「そうか。」 マリア 「そうですよ。」 ナギ 「有難うなマリア。後、伊澄とワタルにも謝ったからな。」 マリア 「偉いですよナギ。」 ナギ 「……ああ。あ、咲夜にも謝らないと。」 と咲夜に電話し、謝った。
そして、桂家。 ヒナギク 「今日一日、大変でしたね。」 ハヤテ 「そうですね。」 ヒナギク 「それにしてもハヤテ君と私達が小さい頃に出会っていたなんてね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「驚いたわね。」 ハヤテ 「ええ。でも何故、出会っていた事を忘れていたんですかね。」 ヒナギク 「分からないわね。美希達は直ぐ思い出したみたいだけど。」 ハヤテ 「きっと僕もヒナギクさんも、同じ境遇があったからでしょうか?」 ヒナギク 「……そうかもしれない知れないわね。」 ハヤテ 「ええ。」 ヒナギク 「それはそうとハヤテ君、改めて私の専属執事として宜しくね。」 ハヤテ 「はいヒナギクさん。お任せ下さい。」 ヒナギク 「宜しくね。」 ハヤテ 「此方こそ。」 ヒナギク 「じゃあ早速で悪いけど、コーヒーでも淹れてくれるかなハヤテ君。」 ハヤテ 「お任せ下さいヒナギクさん。」 ヒナギク 「お願いね。」 ハヤテはヒナギクの専属執事としての、ヒナギクはハヤテの主としての生活が再び始まったのであった。
ハヤテよヒナギク達は小さい頃に出会っていた。四歳の頃に。 出会うべくして出会った一人の少年と四人の少女。 少年の名は、綾崎ハヤテ。 少女の名は、花岡(現、桂)ヒナギク、花微美希、朝風理沙、瀬川泉。 出会うべくして出会い、運命に導くように分かれた五人。
そして、十数年後。白皇学院で再び、出会うのであった。
第一部 五人の出会いと想いと 〔完〕
|
|