Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い |
- 日時: 2013/07/12 16:59
- 名前: ハヤヒナ
- 16 「騒動の思い出し 〜後編〜」
ナギ 「関係ないってヒナギク、お前だって関係ないだろ!!」 ヒナギク 「関係あるわよ!!」 ナギ 「どうしてだ!!」 ヒナギク 「同じだったからよ!!私とお姉ちゃんもハヤテ君と同じ事があったのよ!! 私が六歳になる前に、8千万の借金を押し付けられた事があったのよ。本当の親に!!!!」 「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」 ハヤテ、美希、理沙、泉以外のクラス全員、驚いた。 愛歌 「会長、今言ったことは本当なんですか?」 ヒナギク 「本当よ。だから分かるのよ。同じ思いをしたハヤテ君の気持ちが分かるのよ!! 世界中の誰よりも分かるのよ!!!ハヤテ君の気持ちが!!!!」 涙を込めて、ヒナギクは言った。 美希 「ヒナの言っている事は本当なんだよ。」 千桜 「そう言えば貴女達は、小さい頃からヒナと幼馴染でしたよね。」 理沙 「ああ。ヒナとは小さい頃からの付き合いだったが、あの時は私達もショックだったからな。」 泉 「あの時のヒナちゃん、物凄く悲しかったよね。」 美希 「確かにあの時のヒナは落ち込んでいたからな。」 愛歌 「そうだったんですか。」 千桜 「所で綾崎君は驚いてなかったですが、知ってたんですか。」 ハヤテ 「ええ。ヒナギクさんの誕生日の時、ヒナギクさんが話してくれましたから。」 ナギ 「そうなのかヒナギク。」 ヒナギク 「そうよ。それにその時にやっと気づいたのよ。自分の本当の気持ちに!!」 千桜 「本当の気持ちですか?」 ヒナギク 「小さい頃にあった男の子の事も気になるけど、やっと気づいたのよ。 あの日にハヤテ君に支えられて、テラスからの夜景を見て分かったのよ。 本当は初めて会った時から分かっていたけど、怖かったのよ。 目の前から大切な人がいなくなる事が怖かったのよ。 それでもそんな事は関係なく、自分に気持ちに気づけたのよ。 自分はハヤテ君の事が好きって事にね。……………!!!!!」 「「「「「えええええぇぇぇぇぇーーーーー!!!!!」」」」」 美希、理沙、泉の三人を除くナギ達クラス全員は驚いた。 ハヤテ (ヒ、ヒヒ、ヒナギクさん……………!!?) いきなりの事にハヤテは、顔をいつも以上に真っ赤に染めた。 そして、言い終わったヒナギクも自分が自爆した事に気づき、ハヤテと同じく顔を赤くした。 美希 「遂に言ったな。」 理沙 「怒りのあまりに言ってしまったんだろう。」 泉 「そうだね。ハヤ太君も顔を真っ赤かにしてるしね。」 ナギ 「お前達は知ってたのか?ヒナギクがハヤテの事が好きな事に。」 美希 「知ってたさ。」 理沙 「同じく。」 泉 「私も。」 美希 「ハヤ太君が編入した時からだよ。」 理沙 「ヒナの様子がおかしかったのは。」 泉 「それで分かったんだよ。」 愛歌 「会長が綾崎君の事を好きな事にですが。」 美希 「そうとも。ヒナがハヤ太君だけ名前で呼んでいたのもあるがな。」 理沙 「他の男子生徒は全員、苗字で呼んでいただろ。」 泉 「それはヒナちゃんがハヤ太君に好意を持っていたからなんだよ。」 ナギ 「そうなのかヒナギク。」 ヒナギク 「そ、そうよ。その通りよ。」 再び、顔を真っ赤にするヒナギクであった。 美希 「恐らくハヤ太君は、断らないと思うしな。な、ハヤ太君。」 ハヤテ 「え!?」 再び、顔を真っ赤にするハヤテであった。 ナギ 「それってどう言う事なんだ。何か知っているのか?」 理沙 「知ってるさ。」 泉 「知ってるよ。」 美希 「それはだな…………」 と言った所で4時間目が終わり、お昼休みが残り10分もないことに気づいた。 ハヤテ達クラス全員は、慌ててお昼を食べたのであった。 食べ終わった直後、午後の最初の授業が始まったのであった。
|
|