Re: 『過去』・『現在』・『未来』……………五人の出逢い |
- 日時: 2013/07/11 09:51
- 名前: ハヤヒナ
- 12 「クビになった理由」
何故、ハヤテは執事はクビになったのかは、こういういきさつがあったからである。
金曜日。今日は白皇学院は臨時休校で休みになっていた。 ハヤテはいつもの様に屋敷の掃除をしていたら、マリアが話し掛けて来た。 マリア 「どうしたんですかハヤテ君。最近おかしいですよ。」 ハヤテ 「別におかしくないですよ。」 マリア 「悩み事あるなら相談に乗りますよ。」 ハヤテ 「……マリアさん、相談に乗ってくれますか。」 マリア 「乗ってあげますよ。」 ハヤテ 「実はですね…………。」 とマリアに相談したハヤテ………だった。
数分後。 マリア 「ハヤテ君にもそんな頃があったんですね。」 ハヤテ 「ええ。」 マリア 「じゃあハヤテ君は、今でもその一人の女の子の事が好きなんですね。」 ハヤテ 「ええ。もし、その女の子に再会したら、、想いを告げ告白したいですね…。」 と言い終えたその時、大きな音がした。振り返ると、怒ったナギが立っていた。 ナギ 「ハヤテ、今の話は本当か?」 ハヤテ 「ええ。本当ですよお嬢様。」 ナギ 「私と言うのがいるって言うのに、昔に出会った女の事が鋤とはどう言う事だ!!」 ハヤテ 「どういう意味ですかお嬢様。」 ナギ 「どう意味って………「ナギ、ちょっと。」」 とマリアに止められ、マリアはあの時の事をナギに話した。
数分後。 ナギ 「おいハヤテ、マリアが話した事は本当か。」 ハヤテ 「……本当ですお嬢様。」 ナギ 「………そうか。…………………クビだ。」 ハヤテ 「え!!」 ナギ 「クビだと言っているんだ。さっさと出て行け!」 ハヤテ 「しかしお嬢……「出て行けと言っているのが分からないのか!!」」 マリア 「ナギ、いい加減にしなさい。」 ナギ 「止めるなマリア。私がクビと言ったらクビなんだ。」 とマリアの制止を振り切って、ナギはハヤテをクビにしたのであった。
そして……。 マリア 「ご免なさいねハヤテ君。」 ハヤテ 「別にいいですよ。」 マリア 「学費や携帯は私が払ってあげますので、白皇には行ってくださいね。」 ハヤテ 「良いんですか?」 マリア 「良いですわ。それと百十万程、受け取って下さい。」 ハヤテ 「こんなに受け取れませんよ。」 マリア 「是非に受け取ってください。、もう少ししたら修学旅行でしょ。」 ハヤテ 「ええ。」 マリア 「その時のお小遣いも入ってますので。修学旅行の費用は払いますので、必ず行って下さいね。」 ハヤテ 「本当に良いんですか?」 マリア 「はい。」 ハヤテ 「分かりました。」 マリアの好意を甘えて、百十万を受け取った。 そして、ハヤテはマリアに頭を下げ、三千院家を後にした。悲しい顔で……。 ハヤテが行ったのを見計らって、咲夜、伊澄、ワタルに電話を掛けたのであった。
そして、ハヤテはヒナギクに拾われ、ヒナギクの専属執事となったのであった。
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