Re: 疾風に舞う雛菊 |
- 日時: 2013/06/25 17:02
- 名前: ハヤヒナ
- 29話 ヒナギク、ハヤテの想い
美希 「さて最後は、ヒナがハヤ太君にプレゼントを渡すんだ。」
ヒナギク 「え!!?」
理沙 「何だヒナ。ハヤ太君のプレゼントを用意していないのか?」
ヒナギク 「用意してるに決まっているじゃない。」
泉 「だったら渡せば〜〜♪」
ヒナギク 「で、でも……」
千桜 「何がでもなんですかヒナ。」
ヒナギク 「それは………、」
愛歌 「それは………何ですか会長。」
ヒナギク 「……………………分かったわよ。今、渡すわよ。(そして、告白も)」
そして、
ヒナギク 「ねぇハヤテ君、私もプレゼントがあるの。受け取ってくれるかしら……?」
ハヤテ 「勿論ですよ。(ヒナギクさんのプレゼント……何だろう?)」
ヒナギク 「私のプレゼントはこれよ。」
ハヤテ 「有難う御座いますヒナギクさん。」
ヒナギクがくれたプレゼントを、ハヤテは早速開けて見た。
…………中に入っていたのは、ピンクの手編みの毛糸の帽子、マフラー、手袋だった。
その場にいた全員、固まってしまった。プレゼントを見て。
ハヤテ 「あのヒナギクさん…?これは……?」
ヒナギク 「ハヤテ君が受け取ってくれるなら、私もコレをしようと思って……。」
と言って出したのは、同じく手編みで毛糸の帽子、マフラー、手袋であった。水色の。
コレを見て、クラスメート達は思った。ヒナギクはハヤテの事が本当に好きと言う事に、改めて感じた。
そして、歩もヒナギクがハヤテに渡したプレゼントを見て……。
歩 (ハヤテ君もヒナさんの事が……)
とハヤテの反応を見て、分かった……やっと。
ヒナギク 「ハヤテ君、今から言う事は、劇の続きでも練習でもないから。」
ハヤテ 「あ、はい。」
ヒナギク 「冗談でもなく本気だからね。」
ハヤテ 「あ、はい。(何だろう…………若しかして!?)」
ヒナギクは深呼吸をし、息を整え、ハヤテを見つめた。
皆がいることを忘れて。
ハヤテ 「ヒナギクさん?」
ヒナギク 「………ハヤテ君の事が好きです!私と付き合って下さい!!」
ハヤテ 「えっ!!?」
ヒナギクは遂にハヤテに告白をしたのであった。
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