Re: 疾風に舞う雛菊 |
- 日時: 2013/06/13 09:59
- 名前: ハヤヒナ
- 17話 恋する想い
歩 「今日はマスター。」
北斗 「いらしゃい歩ちゃん。」
歩 「あれ? ハヤテ君とヒナさんはまだなのかな。」
北斗 「そうみたいね。私は用があって出るから、ハヤテ君とヒナギクちゃんが来たら、三人でお願いね。」
歩 「分かりました。」
そして、10分してからハヤテとヒナギクがやって来た。
歩 「ハヤテ君にヒナさん、遅いですよ。」
ヒナギク 「御免ね歩。遅くなって。」
ハヤテ 「すいませんでした西沢さん。」
数分後。ハヤテとヒナギクはそれぞれ着替えて戻ってきた。
歩 「何で遅くなったんですが?」
ヒナギク 「劇の練習で遅くなったの。」
歩 「ハヤテ君もヒナさんも出るのかな? その劇に。」
ハヤテ 「ええ。」
ヒナギク 「出るわよ。」
歩 「何の役なのかな?」
ハヤテ 「それはですね………、」
ヒナギク 「秘密よ歩。ね、ハヤテ君。」
ハヤテ 「ええ。」
歩 「どうしてもですか?」
ヒナギク 「どうしてもよ。」
ハヤテ 「ええ。それでは僕はお手洗いに行ってきますので、ちょっとの間お願いしますね。」
ヒナギク 「分かったわ。」
ハヤテはお手洗いに行った。
歩 「そう言えばヒナさん、もうすぐハヤテ君の誕生日だけど、何を挙げるか決めたんですか?」
ヒナギク 「勿論決めたわ。」
歩 「何を挙げるのかなヒナさんは。」
ヒナギク 「秘密よ。ひ・み・つ。歩も秘密なんでしょ。」
歩 「勿論ですよ。」
この時、歩は知らなかった。いや、知る由もなかった。ヒナギクがハヤテに何を挙げるかを。
話し終わった所で、ハヤテが戻ってきた。
ハヤテ 「お待たせいたしました。ヒナギクさんに西沢さん。」
((ハヤテ君))
ハヤテ 「どうかしたんですか?」
ヒナギク 「何でもないわよ。」
歩 「何でもないの。」
ハヤテ 「そうですか。」
ヒナギク 「そ、そうよ。」
ハヤテ 「それでは休憩して、コーヒーでも飲みましょうか。」
歩 「そ、そうですね。」
ヒナギク 「ハヤテ君、お願いね。」
ハヤテ 「分かりました。」
そして、ハヤテの淹れたコーヒーを三人で飲み終えた所で北斗戻ってきて、その日のバイトを終えたのであった。
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