Re: 疾風に舞う雛菊 |
- 日時: 2013/06/10 10:28
- 名前: ハヤヒナ
- 番外編1 想いに気付いて……………ヒナギクの決心
…………16歳の誕生日の日の夜にハヤテ君に支えながら、テラスからの夜景を私は見た。ハヤテ君と一緒に…………
『この風景は初めて会った時、ヒナギクさんが僕に見せてくれたものなんですよ。』
『理由はあったかもしれないし なかったのかもしれません。』
『人から見るとずいぶん不幸に見えるかもしれませんし 心に深い傷もあるのかもしれません』
『でも…今いる場所は… それほど悪くはないでしょ?』
…………この言葉を言われた瞬間、私はやっと気付いた…………
…………このモヤモヤ感の正体に…………
…………初めて会ったあの日から感じていたんだわ…………
…………私、桂ヒナギクは彼、綾崎ハヤテ君の事が好きな事に…………
ヒナギクは自分がハヤテが好きな事に気付いたのはいいが、なかなか思いを伝えられずにいた。
二年に進級し、それでも決心が付かずに、ハヤテに想いを伝えられずにいた。
それは三年になっても伝えられずにいたが、夏休みが終わった日、ヒナギクは決心した。
ヒナギク 「自分が素直にならないとやはり駄目よね。
素直になるのは怖いけどやるしかないわ。卒業まで半年を切ったんだから。」
そして、ヒナギクは一大決心をするのであった。それは、
『ハヤテ君の誕生日に告白するわ!!!!』
とヒナギクは、心の中で固い決心をするのであった。
そのハヤテの誕生日は、白皇学院の文化祭の日でもあった。
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